国土交通省は2017年1月に予定されている「日・ウガンダ官民インフラ会議」、「日・ザンビア官民インフラ会議」の開催に向けて、2016年11月22日にウガンダ共和国で、2016年11月25日にザンビア共和国で相手国政府と共催でワークショップを開催しました。日本が提唱する「質の高いインフラ投資」への理解を促進するとともに、日本のインフラ関連企業の技術や経験などを紹介しました。
日・ウガンダ官民インフラ会議の開催に向けたワークショップが開催!
11月22日に「日・ウガンダ官民インフラ会議の開催に向けたワークショップ」が開催され、2017年1月に開催する「日・ウガンダ官民インフラ会議」に向けて、プログラム詳細や官民インフラ会議後の取組について話し合われました。ウガンダ側からは、公共事業省、道路公社(UNRA)、全国土木工事協会(UNABCEC) 、投資庁(UIA)、現地インフラ企業などから約40名が出席しました。
ワークショップでは、日本側からは国土交通省より日本の「質の高いインフラ」への取組みについて、インフラ関連の日本企業より「質の高いインフラ」の事例やインフラ関連技術などを紹介しました。一方、ウガンダ側からは、公共事業省より現地インフラ ニーズ、投資庁より現地投資環境、全国土木工事協会より建設業界や企業の現状等についての発表がありました。
日・ザンビア官民インフラ会議の開催に向けたワークショップも開催!
また11月25日には「日・ザンビア官民インフラ会議の開催に向けたワークショップ」も開催され、同様に2017年1月に開催する「日・ザンビア官民インフラ会議」 に向けて、プログラム詳細や官民インフラ会議後の取組について話し合いが行われました。ザンビア側からは、公共事業調達省、建設業協会(NCC)、道路開発庁(RDA)、現地インフラ企業などから約30名が出席しました。
ワークショップでは、日本側からはウガンダの時と同様の紹介が行われました。ザンビア側からは、公共事業調達省より現地インフラニーズ及び現地投資環境、道路開発庁よりザンビアの道路開発の現状、建設業協会より建設業界や企業の現状等について発表されました。
官民インフラ会議を通じて、日本の技術を伝えていく!
官民インフラ会議は、2016年8月にケニアで開催された第6回アフリカ開発会議(TICADⅥ)のサイドイベント「日・アフリカ官民インフラ会議」として設定されました。アフリカ各国のインフラを担当する閣僚が集まり、「質の高いインフラ投資」推進のためのリーダーズ・ステイトメントを採択しました。
これを踏まえ、アフリカ・インフラ協議会が2016年9月に発足しました。国土交通省が主導し、持続的に日本の「質の高いインフラ」を支える技術や経験などをアフリカ各国に伝えていくこと、また相手国との官民双方の関係構築、交流の促進を図ることを目的としています。現在、民間企業・団体133社が会員として参加しており、今後アフリカのインフラ整備事業に日本企業の進出促進が期待されています。