2016年11月19日、神戸ファッションマートイオホールにてアフリカやサプールをテーマとしたファッションショーや、アフリカ音楽のパフォーマンスが楽しめる”AFRIKA meets Kansai2016″が開催された。
サプールとは・・・
コンゴにあるファッションの一種、サップ(SAPE)。
SAPEとは、フランス語で「お洒落な優雅な紳士たち」という意味の「Société des ambianceurs et des personnes élégantes」の頭文字を取ったもの。フランスのエレガントで洗練された着こなしに憧れたコンゴの人々がサップを始めたと言われている。そこには武器を捨て、エレガントに生きよう、というメッセージも込められている。
当日はサプールコンテストが開催されたこともあり、来場客も気合いの入ったファッションで参加し、会場は華やかなムードでイベントがスタートした。
参加ブランドはフランスよりINYU(by Angel Muana)、京都の神舞衣(着物ドレス提供)、旅するアフリカ雑貨店marche tRibES(webshop及び関西を中心に出店)、Yoji Yamamotoのヴィンテージコレクションなど。
モデルはプロフェッショナルなモデル達に加え、コンゴから準ミスのスーパーモデルAnado Kabikaが来日。studio tRibESからはエンターテイナーなダンサー・パーカッショニストがモデルとして参加。日本在住のコンゴ人もサプールなウォーキングでランウェイを盛り上げた。
photo by Noriko Carlow
hairmake:Vic Riyo、special guest model:Anado Kabika、choreography:Maguy Moza Mangaza、organizer:Nsenda Lukumwena model:DIVA,marche tRibES、DJ:Keiko Okumura、MC:小谷真美子from FMCOCORO)
サプールコンテストでは原色のスーツを着た男性や、見事に3色を着こなした男性、着物を着た外国人女性など、個性豊かな来場者が入賞。
さらにファッションショーだけでなく、コンゴから来日したサプールのフォトグラファーBaudouin Mouandaのトークショーも開催。ファッションだけでなく、武器を捨てエレガントに生きるサプールたちの魅力を主催者のNsenda Lukumwenaと共に伝えた。
パフォーマンスステージでは関西を中心に活動する西アフリカ・セネガルのサバールドラム&ダンスパフォーマンスグループWalabooK?!が演奏を披露。来場者の飛び入りダンスなどもあり、会場の熱気はますますヒートアップした。
メインステージではコンゴ人バイオリニストエゼキエルのバイオリンとダンスのパフォーマンス。WalabooK?!との競演も大好評だった。
毎年開催されているAFRIKA meets Kansai、今後も関西でアフリカが盛り上がりそうだ。