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11月20日よりジブチ共和国の港からエチオピアのアダマを結ぶ新たな鉄道輸送が始まりました。エルニーニョ現象による干ばつの被害を受けている人々に向けて、ジブチ港から小麦を運ぶ予定です。鉄道は未完成の部分がありますが、早急に調達した小麦を輸送します。
アフリカの北東部に位置するジブチ共和国は、ジブチ港での貿易とジブチ・エチオピア鉄道の収益に依存する中継貿易国家です。内陸国であるエチオピアの海上貿易をほとんどを担っている、エチオピアにとって重要な国です。今回の鉄道開通によって、1回につき3,500万トンの小麦をエチオピアに運ぶことができます。現在はディーゼル車ですが、今後は電力ケーブルを設置していく予定です。
この新たな鉄道は、まず食糧援助の小麦をエルニーニョ現象による干ばつ地帯で食糧不足に陥っている人々に輸送するために利用されます。エチオピア鉄道会社のDr. Getachew Betru 最高経営責任者(CEO)は、100万トン以上の小麦を10日以内に運び切れると述べています。
引用元:StarAfrica