独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、2017年4月28日、阪和興業の子会社である日本南ア・クロム社に出資したと発表しました。日本南ア・クロムは、世界有数のクロム生産者である南アフリカのサマンコール社の株式20%を取得しており、今回の出資を通じて、ステンレス・その他特殊鋼に不可欠なクロム資源の日本への安定供給源の確保に貢献します。

世界三大フェロクロム生産企業、サマンコール社!

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サマンコール社(Samancor Chrome Holdings Proprietary Limited)は、世界三指に数えられるフェロクロムの生産者であり、南アフリカ共和国国内で複数のフェロクロム工場を操業しています。本社は南アフリカのヨハネスブルクにあり、フェロクロムの生産生産量は約155万トンです。

フェロクロムは、クロム鉱石を原料として生産されるクロムと鉄の合金です。日本が輸入するクロム資源の大部分はフェロクロムであり、日用品から自動車、先端産業に至るまであらゆる分野に使われるステンレスの主原料として利用されています。その他にも様々な特殊鋼に添加されるなど、フェロクロムはわが国製造業の高付加価値化・高機能化に欠くことの出来ない材料です。

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またサマンコール社は、世界のクロム資源の過半が賦存するとされる南アフリカ北部のブッシュフェルト地域に複数の鉱区も保有しています。その保有する資源量は膨大で、今後長期間にわたり、安定的にクロム鉱石の生産が続けられると見込まれています。

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フェロクロムの安定供給を目指し、JOGMECが出資!

JOGMECは、阪和興業の要請を受け、日本南ア・クロムに対して約134億を出資し株式49.9%を取得します。日本南ア・クロムはサマンコール社の株式20%を取得しており、JOGMECは間接的にサマンコール社の株式9.98%を保有することになります。阪和興業も、2017年3月末時点でサマンコール社の株式9%を保有しており、今回取得する株式を含めると、阪和興業が直接的、間接的に保有するサマンコール社の株式は合わせて19.02%となります。

今回の出資により、日本南ア・クロムと阪和興業は、必要に応じて年間最大40万トンのフェロクロムを日本向けに供給することが出来る権利を獲得しました。財務省貿易統計によると、2016年の日本のフェロクロム輸入総量は74.2万トンした。今回の権利獲得は、クロム資源の日本への安定供給に大きく貢献します。また、クロム鉱石の採掘からステンレス・その他特殊鋼の生産に至るサプライチェーンの構築にも重要な役割を果たすことに繋がります。

JOGMECは、今後も金属資源全般の安定供給を図るため、海外での資源権益の獲得を図る企業に対し、今後も積極的な金融支援を行っていく方針です。


記事提供元:南アフリカ・Samancor Chrome Holdings社に出資|PR Times

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