東アフリカのケニアで貧困・食糧問題解決に取り組む農業サプライチェーンマネジメント会社”Alphajiri Ltd.(アルファジリ社)”が、「ソーシャルビジネスで世界を変える」ことを目指すボーダレス・ジャパンのグループ企業に加入することが発表されました。両社はこれまで培ってきたノウハウを共有することで、アフリカだけでなく世界各国の貧困・食糧問題解決への貢献を目指します。

ケニアの貧困・食糧問題に取り組むアルファジリ社とは!?

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アルファジリ社は、「すべての人が、自分の意志で、自分の人生を選び取れる社会をつくる」というビジョンのもと、青年海外協力隊でケニアの大豆普及に取り組んでいた薬師川智子氏が、ケニア共和国のミゴリ郡において2016年2月に起業した「農業サプライチェーンマネジメント」会社です。

東アフリカに位置するケニアでは、深刻な貧困と食糧問題が大きな課題となっています。アルファジリ社は、農産物のサプライチェーンを上流から下流まで整備・改善することで、農家の生活向上と高品質な農作物の安定供給を図っています。具体的には現在、ケニア西部のミゴリ郡の小規模大豆農家に対し、種子や肥料の貸与・農業指導などの生産量と品質を向上させるシステムを提供することで、収入向上をサポートしています。収穫された高品質な大豆を安定価格で買い取り、現地の加工メーカーに販売しています。

初年度となる2016年度は契約農家410名から100トンの大豆を買い取りました。今後は大豆以外の農作物の取り扱いを始めるとともに「2020年に年間契約農家1万人」を目指しています。さらには東アフリカ各国への進出や、マイクロファイナンスの導入も構想しています。

ボーダレス・グループに加入!貧困解決のしくみを世界中に広げたい!

アルファジリ社は「2020年までに契約農家1万人」という目標の実現と、これまで培ったノウハウを世界中に散らばる同様の問題解決に活用したい、という想いから、ボーダレス・ジャパンに協力を打診しました。ボーダレス・ジャパンは、アルファジリ社のビジョンと熱意に賛同したことからグループ企業に迎えることを決断。同社の株式を100%取得することで契約を締結しました。

600名以上を雇用するバングラデシュ工場 BLJ Bangradesh corporation
※600名以上を雇用するバングラデシュの革工場

2007年3月創業のボーダレス・ジャパンは、「ソーシャルビジネスで世界を変える」ことを目指す社会起業家のプロフェッショナルが集うプラットフォームカンパニーです。2016年度売上は33億円で、これまでに「差別偏見」「貧困」「環境問題」などの社会問題を解決する9つのソーシャルビジネスをバングラデシュやミャンマーなどで展開しており、2017年度は新たに10のソーシャルビジネスが誕生する予定です。ボーダレス・ジャパンはアルファジリ社に、資金だけでなく人材やこれまでのビジネスで培ったノウハウなども提供します。

BORDERLESS LINK
※BORDERLESS LINK(ミャンマー)

なお、ボーダレス・ジャパンは、これまで自社内で起業家育成・事業開発を手掛けており、ソーシャルビジネスに取り組む企業をグループに迎え入れるのは、初めてのケースとなります。

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