ケニアに住んでいると、頭の処理が追い付かない様な出来事に遭遇することが多々あります。

著者は毎週、ケニアのとある小学校に通っていました。
一緒にプロジェクトをやっていた女性グループのミーティングが、小学校の一室で行われるからです。

いつも時間帯が夕方なので、普段は校舎や校庭にはほとんど生徒は残っていません。

しかし、ある日のこと。
放課後にも関わらず、その日は校庭になんだか子供の人集りが出来ていました。

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せっかくなので、何をしているか観察してみました。
子供達がどうやら楽しそうにハシャいでいます。

先生はいますが、どう見てもただ遊んでいる様にしか見えません。
不思議に思って尋ねてみると、体育の授業をしているとのことです。

 

実はケニアではこれはかなり珍しいことです。

ケニアは日本と違って、公式に体育や美術、音楽の授業がありません。
主要5科目はあるのですが、そこまではまだ重要視されてないみたいです。

これらの分野については結構、青年海外協力隊が派遣されて授業をしています。
実際、学校でサッカーやドッジボールを教えている隊員がいました。
ちなみにアフリカ各国で要請があるので、もしかしたらケニアだけではないかも知れません。

なので放課後などを使って自主的に授業を行うことがほとんどです。

 

さて著者も初めて見たのですが、ケニア人が指導する体育の授業は日本とは全く異なっていました。

準備体操だと言っては始めたのは、ただのジャンプ。
屈折や伸びの体操を一切せず、ピョンピョン跳ねて終了です。

それが終わるといきなり二つの長い列に分かれました。
その後、先頭同士が互いの手を取り、引っ張り合い始めました。

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いわば”人間綱引き”みたいです。

っと言っても、綱はありません。
人間自体が大きな綱になって、引き合うのです。

引っ張られた方が最後、ワーっと倒れて終了です。
それを何度も何度も繰り返します。

せっかくなので著者も紛れて見ましたが、ルールがよく分からない。。。
後ろの方にはあまり力が流れてこず、そんなに役割がないのです。

とにかく列を長く作ろうとみんな頑張っているのですが、人の多さが優位につながる気が全くせず掴み切れません。

倒した方も倒された方もとにかく元気いっぱい笑っています。

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そんな時間が約1時間続いて、体育の授業は終了しました。
結局よくわからなかったんですが、子供達が楽しそうだからきっとこれでいいんでしょうね。

この授業風景を見ていると、いかに日本の体育がしっかりしていたかがよく分かります。
おかげで日本人はたくましく育つのですね。

ただこんな環境でも既に陸上競技の強いケニア人が、子供の時から本気出すと一体どうなってしまうのか。。。
未来のオリンピックはアフリカ人のメダル独占なんてこともあるのかな。

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凡
Africa Quest.com編集長、IC NET TRADING AFRICA LTD CEO。証券会社を経て、青年海外協力隊としてケニアへ渡航。貧困地域に暮らす女性たちへの収入向上支援を行いながら、ケニアに雇用を生むことをビジョンにソーシャルベンチャーを共同設立。2015年9月まで約2年にわたり経営を行う。現在は、ケニアを拠点に農業・食品関連ビジネスの立ち上げ、日本企業のビジネス進出支援、Webメディア運営や講演・セミナー講師などアフリカと日本を繋ぐコーディネーターとして幅広く活動中。