ウガンダの首都カンパラに和食レストランが急増しています!その背景には、2億5000万人が暮らす東アフリカの巨大市場を狙う中小企業の進出がありました。それを加速させるているのは、ウガンダ大使館による「「個人的アプローチ」と日本企業同士のマッチングプロジェクト「East x East」です。今、アフリカ進出でウガンダが注目されている理由に迫ります。

どうしてウガンダへ?増えつつ続ける日本企業のウガンダ進出!

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ウガンダの首都カンパラで、和食店が次々と新規開店しています。カンパラの中心部には少なくとも4つの和食店があり、ホームシックにかかった日本人が、お寿司や日本酒などの美味しい日本食を求めて足を運んでいます。ウガンダ大使館によると、現在ウガンダを訪れる日本人は年間2000人以上おり、約300人がウガンダで生活しているそうです。

ウガンダで事業を展開する日本企業の数は、2014年~15年の1年間のうちに19社から35社へと、約2倍に急増しました。そして、その大部分は中小企業です。もちろん、自動車、通信、商社関係など、日本でも有名な大企業も着実にウガンダ市場に進出してはいますが、企業家精神の文化を持つウガンダでは、国を挙げて日本の中小企業を歓迎しています。

日本の中小企業を誘致するウガンダのユニークな戦略「East x East」プロジェクト

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駐日ウガンダ共和国大使館は、東京に拠点を置くコンサルティング会社アイディオロジー・インターナショナルと協力し、日本の中小企業のウガンダ進出を支援する「East x East」プロジェクトを開始しました。ウガンダ市場への新規参入を目指す中小企業に対し、成功事例に基づく進出戦略や人脈を提供しています。

このプロジェクトの最もユニークな点は、その「個人的アプローチ」にあります。ウガンダに進出する中小企業は、ウガンダ駐日大使アケチ=オクロ氏自らによって、最適なウガンダ政府関係機関に引き合わされ、ビジネスパートナーとして将来性の高い現地の企業に紹介されます。

アケチ=オクロ大使によると、「ウガンダ人は日本の人々ととてもよく似ており、人間関係を非常に重視する」そうです。そのため、駐日大使の口添えがあるということは、ウガンダでビジネスを進める上で非常に大きな利点となるといいます。アケチ=オクロ大使は、ウガンダ進出を狙う日本企業の関係者一人ひとりを大使官邸に夕食に招くことも計画しており、一人ひとりと直接会うことを楽しみにしているそうです。

日本企業が日本企業を呼び、ウガンダ進出に弾みをつける!

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「個人的アプローチ」以上に、「East x East」プロジェクトで重要な役割を果たしているのが、すでにウガンダに進出している日本企業と、これから新規参入する日本企業の「出会い」を創出していることです。

アイディオロジー・インターナショナル代表取締役の塩光氏は、「この出会いによって構築される、ウガンダ現地での日本企業ネットワークは、中小企業の力強い支援ネットワークとなるのです」と話しています。

ウガンダに進出している日本企業の間ではすでに様々な協力関係が結ばれており、日本企業同士の相乗効果が見られているそうです。

例えば、大阪に拠点を置く家族経営の中小企業である「スマイリーアース」は、ウガンダのグルー地方で栽培された高品質な100%オーガニック綿をウガンダから仕入れ、バスタオルやベビー用品等を製造しています。現地では日本からの技術移転や綿の品質向上に注力し、綿を加工し大阪に出荷する過程の調整は、ウガンダに拠点を置く別の日本企業「フェニックス・ロジスティクス」が担っています。

塩光氏は、「まだウガンダに進出している日本企業の数が40に満たない今、新しく進出する企業は、現地での強力なコネクションを手にすることができます」と話し、日本企業同士の出会いを積極的に創出していきたいと意欲を示しています。

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