ルワンダ青年海外協力隊のタケダノリヒロ(@NoReHero)です

相変わらず、文化も価値観もまるっきり違うルワンダの片田舎で、ときにイライラ、ときにウルウルしながら暮らしております

イライラするのもウルウルするのも大体ルワンダ人との人間関係が原因なんですが、ちょっとした誤解から友達をなくすところでした

異文化コミュニケーション、難しい

結局、変わるべきなのは自分ですね

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イライラするとき

たとえば、イライラするのはこんなとき

いい大人がなんの躊躇いもなく「お金ちょうだい」と言ってくる

一回ぐらいなら、はいはいってスルーするんですが、この日は何回も立て続けにこういうことを言われたので、

はああああ???よくもまあいけしゃあしゃあとそんなことが言えるなおい?「恥ずかしい」とか「卑しい」とか「厚かましい」とか「図々しい」とか思わんと?なんでおれがお前にお金あげなんと?仕事あるんだけん働けよ?てかいけしゃあしゃあとか生まれて初めて使ったわしかもこのタイミングで牛乳てなんや

と辟易としてしまいました(もちろん心のなかで)

モノやお金をせびられるという行為が嫌なわけではなく、その行為を何とも思わない精神性が考えられない

ウルウルするとき

今度このムシャセクターに来てくれる友人が、住民の家へのホームステイを希望しているので、ホストファミリーに話をしに行きました

この家は先日も慶應の学生さんたちが泊まりに来たところ。お兄ちゃんに訳してもらいながらお母さんも交えて三人で話しました

「この前はありがとう。今度また別の人が泊まりに来たいって言ってるんだけど」

「何人で何泊?」

「ひとりで一泊だよ。お金はこの前と同じ4000RWFでいいかな?」

「それじゃちょっと足りないんだよね。こないだは全部で◯◯RWFかかったんだ。前回は良くなかったよ

「え、良くなかった??あんなに仲良くなってたのに??お金が足りないんだったら、別に無理して豪華な食事を出す必要はないよ。普段通りでもいいんだから」

「でもお客さんに粗末な食事を出すわけにもいかないし…ゲストはぼくらとノリのゲストだから、ノリにも一緒にもてなしてほしいんだ。食材を買ったりとか…」

「え、おれにお金を出してほしいってこと???」

またかよ…と思いました。あなたたちもですか…と

せっかく良い関係築けてると思ったのに、この人たちは喜んでゲストを受け入れてくれてると思ってたのに、結局少しでもお金が欲しいんだな…他のルワンダ人と一緒か…と惨めな気持ちが黒々と湧いてきて、話すのも嫌になってしまいました

「なんでおれがお金を出さなきゃいけないの?」

「いや、ノリはお金を出さなくていいよ」

「??? どういうこと?全然わからん」

「どんな食事を出すかメニューのリストを作ったり、ごはんを一緒に食べたりとかだよ」

「だって、さっきbuy foods togetherって………、市場まで一緒に食材を買いに行って選ぶってことか!」

「そうそう、いいね!」

いいね!じゃねえよww

完全に思い違いでした

よくよく聞いたら、彼らはお金なんかいらない、ゲストも家族としてもてなしたいからお金なんて受け取れないということでした

彼が「前回は良くなかった」と言ったのは、ぼくがその場にいなかったこと

前回は日中にお邪魔しただけで夜は家に帰ったので、夕食はホストファミリーとゲストだけで食べてもらいました

お母さん曰く、ゲストだけでなくぼくとも一緒に話をして、一緒にご飯を食べたかったんだと

「この前もゲストだけ置いて帰っちゃって、今日も新しいゲストの話とお金の話をしにきたでしょ?うちはゲストハウスじゃないのよ私たちはあなたのことを家族だと思ってるの。だから用事があるときだけじゃなくて、もっとうちに遊びに来なさい」

お兄ちゃんにもこう言われました

「ぼくもこの前、通訳としてのお金をもらったけど、本当はそれもいらないよ。ゲストと一緒に話したりするだけで勉強になるからね。だからもうお金の話はしないでいいよ

そう言われて、嬉しい気持ちと申し訳ない気持ちでいっぱいになりました

友達にプレゼントを渡して、「それ高かったでしょ?はい」と言ってお金を渡されたらショックですよね。お金とかじゃなく、ただ喜んでほしかっただけなのに

それと同じこと。きっと、心の何処かで彼らのことを「友人」ではなく「支援の対象」として見ていたからだと思います。要は、見下していました。「お金をもらえたらこの人たちは助かるはず、嬉しいはず」と

でも、彼らはお金のことなんか微塵も考えず、ぼくのことを「家族」と言ってくれるだけでなく、先日たった1日一緒に過ごしただけの学生たちのことも「大好きになったし、またいつでも戻ってきて欲しい」と言ってくれています

だから、この前お金を払って泊まってくれた彼らには申し訳ないけど、これから来る人たちにはお金は払わずに泊まってもらうことにします

そうじゃないと、きっと嫌な思いをさせてしまうから。みんながみんなお金をもらって嬉しいわけじゃないんですね

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Norihiro Takeda

Norihiro Takeda

コミュニティ開発(Community Development Officer)青年海外協力隊(Japan Overseas Cooperation Volunteers)
2016年1月から2年間、青年海外協力隊としてルワンダで活動します。 前職は菓子メーカー営業。水問題を中心に、地域の人々の生活改善をお手伝い。 これからルワンダに来る方々の役に立つ、現地リポーターならではの生の情報をお届けします!