今回はボツワナ旅行を計画している方向けに
ボツワナでのゾウに遭遇した時の注意事項を
私の知っている限りで書いておこうと思います。

日本だとなんだかカワイイキャラクターになっちゃってるゾウですが
その殺傷力は肉食獣より恐ろしいものです。

2年ほど前にボツワナの北部チュリ動物保護区で外国人2名がゾウに殺されました。
ガイド無しのセルフ・ドライブで保護区に観光にきていた2人は
ゾウと遭遇した際に車から降りて写真を撮っていたところ襲われたようです。
この事件はボツワナ人からしたら

  • なんで車おりたの?
  • なんでゾウに近づいたの?

と思ってしまうところでしょう。

現地では常識だけれど、大型野生動物に慣れてない外国人は
こういうことやってしまうのです。

かく言う私も、最初の頃は今思えば怖いもの知らずだったなと思う事やっていました。

 

1)絶対に近づかない

ゾウは本来、人間を好き好んで襲ったりしません。
とにかく近づかないことです。

よく目にするサファリの写真は一見近づいて撮っているように見えますが、
望遠レンズで撮っているので実際には撮影者から動物まで100とか200mくらいの距離があったりします。

近づく場合はサファリ・ガイドが運転するアクティビティに参加し
サファリ写真を撮りたい方は動物に近づくより、良いレンズを使ってください。

下の写真はガイドが運転するサファリ号から250mmレンズで最大まで望遠、
お食事中でこっちに興味ないゾウを動物保護区内で撮影し、ちょっとだけトリミングしています。

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2)遭遇したらこちらが止まる

もし、徒歩で遭遇してしまったらゾウが通り過ぎるのをまてとのことです。

プロのサファリガイドたちですら、
ウォーキング・サファリの際はゾウからは200m近くの距離をとっています。

この安全だと思われる距離は状況
(ゾウの気分、群れの頭数、子連れか、遭遇した場所、水が間にあるか、町or保護区など)によって
変わるものと思われます。

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3)絶対に車から降りない

これは動物保護区内でのルールでもあります。
危険なだけでなく、密猟者の疑いをかけられても文句言えない行為です。

ボツワナでは路上での遭遇もありえるわけですが
その際も車から降りるのは危険です。

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4)大きな声、話し声もダメ

大きな声は動物からしたら威嚇にあたります。
小声で静かに会話する程度にとどめてください。

 

5)行き先をふさがない

ゾウに遭遇してしまってゾウがこっちに来そう、という時は道をあけてください。
特に車の場合はこの事態がありえるかと。
ゾウが道を渡りそうだったら渡るのを待ちましょう。

四駆でもゾウが本気になったら倒されます。

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6)テントや家から出ない

もしロッジやキャンプサイトで遭遇した場合は、
テントから出ないこと、コテージからでないことです。
テントそのものやコテージを襲う事はまずないと言われています。

稀に、ロッジにゾウが入り込んだという話もききますが
わざわざ人を襲ったりはしていません。

 

7)サファリ・ガイドの指示に従う

ボツワナ人ガイドたちは目も耳もはるかに私たちより良いです。
ゾウの習性もよくわかってるし、気持ちが高ぶっているのか、威嚇なのかも見分けています。

また、ボツ人は商売っ気がなく、お客さん意識して
無理に野生動物を刺激するようなことしませんので
彼らの指示に従ってれば大丈夫です。

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以上、サファリ・ガイドから聞き出した注意まとめでした。
これらは最低限言われていることで、
ガイドと一緒にいるのにこしたことはありません。

ゾウとかカバとかは日本ではすごくカワイイ生き物みたいな扱いになってますが
動物園のゾウは野生のゾウとは別物です。
体が大きく走るのも速いし、ひとたび攻撃的になるとめちゃめちゃ怖いです。
耳をパタパタさせたり、足で砂を払ったりする威嚇行動とかされると
ガイドが運転する車乗ってても怖いです。

怖いですが、これが本来のゾウの姿です。
動物園ではない本物の野生を見るならやはりアフリカに来ないとです。

ゾウは頭の良い動物です。
いきなり人を襲うわけではありません。
自分のテリトリーに入られることなど、自分と群れの生存に関わることに敏感なだけです。
そしてそのルールを私たちが知らないだけなのです。

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Hiromi Ame
グラフィックデザイナー。東京の広告制作会社2社に合計約8年の勤務を経て、2014年7月より青年海外協力隊で南部アフリカのボツワナに派遣、国立博物館の制作部にデザイナーとして配属されています。アフリカにいながらカンボジア(東南アジア)のNGO団体の広報活動の仕事もしていたりします。他国ボランティアからデザインの仕事も引き受けていますので、お気軽に連絡ください。