日本政府は2019年に日本で開催される第7回アフリカ開発会議(TICAD Ⅶ)の横浜市で開催することを決定しました。具体的な開催時期については、今後、アフリカ各国等と調整していく予定です。また2017年8月24日・25日にはTICAD閣僚級会合がアフリカの南東部に位置するモザンビークで開催される予定で、岸田外務相が出席する方向で調整しています。
日本とアフリカの対話促進!国際会議”TICAD”とは!?
TICADはアフリカ諸国との対話を促進し、援助と投資を促進する手段として、日本主導で1993年に始まりました。この会議は2013年まで5年ごとに開催されており、それ以降は中国との競争激化の影響もあり3年ごとに開催しています。なお中国は2000年より中国 ・アフリカ協力フォーラムを開催しており、会議は3年ごとに中国とアフリカで交互に行われています。
前回のTICAD Ⅵは初となるアフリカ開催となり、2016年8月にケニアの首都ナイロビで行われました。アフリカ53か国から首脳陣や経済閣僚、国際機関の代表だけでなく、ビジネスセクターやNGOなどの市民社会の代表を含む、約11,000名以上が参加しました。また、安倍首相の同行ミッションとして、77団体の企業や大学などの代表が参加しました。
TICAD Ⅵにおいて、安倍晋三首相は官民合わせて300億ドル(約3兆円)規模の投資を実施していくナイロビ宣言を表明しました。現在、日本政府はアフリカで日本の技術を生かした「質の高いインフラ」整備を目指し、様々な投資・支援を行っています。
第7回アフリカ開発会議の開催地が横浜市に決定!2019年に開催へ!
日本政府はアフリカの開発支援について議論する第7回「アフリカ開発会議」(TICAD)を2019年に横浜市で開くと、2017年6月16日に発表しました。これまでTICADは1993年に東京で第1回が開催されて以降、東京で3回、横浜で2回開催されてきました。
また2017年8月24日・25日にはTICAD閣僚級会合がアフリカの南東部に位置するモザンビークで開催される予定である旨も発表され、岸田外相が出席を検討しています。
- 記事提供元:平成29年6月16日(金)午前(首相官邸)
- 1st Image Photo credit: AfricaRice via Visual hunt / CC BY-NC-SA
- 2nd Image Photo credit: cotaro70s via Visual Hunt / CC BY-ND