東アフリカに位置するタンザニアのザンジバル島でゲストハウスを立ち上げる日本人がいます。タンザニアでのホームステイを通じて、現地に雇用を生み出したいと思った中野潤さんは、アフリカで初のビジネスに挑戦しています。今回は、中野さんがビジネスを始めたきっかけ、そして現在実施しているクラウドファンディングについてご紹介します。
タンザニアのザンジバル島が抱える課題!
タンザニア連邦共和国の東部に位置するザンジバルは、青森県の人口とほぼ同じ約130万人が暮らす島です。19世紀に作られたストーンタウンは世界遺産に指定されており、東アフリカでは随一のリゾート地です。
年間15万人ほどの観光客が訪れるザンジバル島ですが、一方で住民の約70%が一日1.9ドル未満で生活しています。また若者の失業率も17.1%(日本は3.1%)と高く、日雇い仕事で生活している人が数多くいます。
ザンジバルでゲストハウス運営に挑戦!
ザンジバル島でのゲストハウス事業に挑戦するのはTen to Ten Africa ltd.の代表取締役を務める中野潤さんです。中野さんは、かつて照明のECサイトを立上げ、5年ほど経営していました。月商700万円を売り上げ、大手企業へバイアウトした経験を持ちます。
アフリカビジネスに関する本を読んだことをきっかけに、アフリカに興味が沸いた中野さんは、タンザニアの地に降り立ちました。3ヶ月の滞在中、地方で農家を営むタンザニア人家族の元で約2週間のホームステイを行いました。この経験を通じてタンザニアが抱える課題に気づき、タンザニアで雇用を生み出すことを目標に、今回のゲストハウス設立をスタートさせました。
ゲストハウスの第1号店は、ザンジバル島の中心地であるストーンタウンにオープンします。
オープンに向けて様々な困難が立ちはだかる!
2017年9月頭に物件を契約し、工事が始まりすでに1ヶ月が過ぎましたが、すでに予想以上の困難がありました。フンディ(大工)を雇って工事を始めたのはいいものの、なかなか進まず、お金だけが減っていく状態が続きました。フンディによってクオリティに偏りがあり、中にはむしろ悪くなった状態になる場合もありました。
情報が乏しい中、手探り状態で始めてきましたが、宿泊施設の税率の高さや地元業者レベルの低さなど、多くの課題にぶつかっており、初期の予想以上に資金不足に悩まされています。
現在、現地人スタッフを2名雇っており、一人はタンザニアにいる家族を置いて単身でこちらに来て働いてくれています。彼らのためにもこのプロジェクト成功を目指して、挑戦を続けています。
クラウドファンディング挑戦中!
今回、中野さんはゲストハウスの工事費用200万円を集めるため、クラウドファンディングをスタートさせました。具体的な資金の使い道は下記の通りです。
- 新規物件家賃:20万円×6ヶ月分=120万円
- ベッド費用:30万円
- エアコン設置:20万円
- 運営資金:20万円
- 窓修理費用:10万円
アフリカで暮らし、ビジネスをする日本人はまだまだ少ないのが現状です。中野さんは、自分のビジネスがうまくいけば、これから来る日本人はもっと楽にビジネスが始められる、と考えています。
このプロジェクトの興味を持った方、中野さんの挑戦を応援したいと思った方は、ぜひクラウドファンディングページをご覧ください!
アフリカビジネスに挑戦。ゲストハウスを成功させて、日本ではなくアフリカで生きたい – CAMPFIRE(キャンプファイヤー)
こんにちは!ご覧いただきありがとうございます! Ten to Ten Africa ltd.の代表取締役の中野潤(なかのじゅん)です。 僕は今、 アフリカのタンザニアでゲストハウスを作っています。 ぜひご支援よろしくお願いします! 目次 ・なぜアフリカでゲストハウス…