はじめまして!松田薫です。
青年海外協力隊として、今年の9月から東アフリカにあるウガンダで活動をしています。
リアルなウガンダの様子、協力隊活動の様子をお届けしていきたいと思います。よろしくお願いします!
♦ 松田薫(まつだかおる)
♦ 23歳
♦ 青年海外協力隊(コミュニティ開発)
2015年9月から2年間活動予定
♦ 今年の3月に清泉女子大学地球市民学科卒業
♦ 息抜きはアロマテラピーとヨガ
現在は漢方を趣味で勉強中
♦ ウガンダで初めての一人暮らしがスタート!
ウガンダでお米普及!?
私の活動内容は、ウガンダでお米普及と農家さんの生計向上です。
お米普及活動は、JICAの技術協力プロジェクトと協力して行います。
大まかな活動内容はボランティア募集時点から決まっていますが、地域の状況やニーズにより柔軟に活動ができます。なので、現地の人が求めているなら保健や教育関連の活動をしてもOKです。
アフリカでお米の普及と聞いて
「え?アフリカでお米が育つの?」
と疑問を持つ方が多いと思います。
それが、アフリカでもお米が育つのです!ウガンダはPearl of Africa(アフリカの真珠)と呼ばれており、自然が豊かな国です。ナイル川やビクトリア湖を含め数々の湖があります。
実は、私、恥ずかしながら、この活動が決まるまではアフリカでお米が育っているとは知りませんでした…。
ウガンダに来て驚きました。
なんとなんと、水田が広がっているじゃないですか!特にウガンダ東部は、水に恵まれているため水田でのお米栽培が可能です。(水稲 すいとう)
雨の少ないウガンダ西部では、陸地での稲の栽培がされています。(陸稲 りくとう)
私の活動地域は、首都から車で3時間の場所にある、ウガンダ東部のカムリ県です。丘が連なっている地形で、その間の谷になっている部分に水田地帯が広がっています。その風景は、まるでアジアの国にいるのではと錯覚してしまうほどです。
シティガール、はじめての農業で大苦戦!
現在は、次の田植えシーズン(1、2月)へ向けて2つの村のお米農家さんのお宅を訪問し、お話しをしながら農家さんの家族構成や生活状況を聞いています。
大学では、多文化理解やフィールド調査を勉強していました。なので、農家さんと仲良くなって、お話しをして、ごはんをご馳走になって…とこのように相手を知っていくことは大の得意です。
しかし、大学時代に農業の勉強をしていたわけではありません。
さらに、東京出身なので、今まで農業とは無縁の生活を送ってきました。
そんな私が一番焦る瞬間。それは、農家さんと話をしている時に
「Kaoru! いま俺の稲が病気にかかっているみたいなんだ。どうしたらいいんだ?」
「トマトの育ちが悪いんだけど、なにが原因かな?」
と専門的な質問をされた時です。
お米に関しての簡単な研修は受けていますが、専門的な知識、経験は全くありません!!
こんなとき、やはり頼りになるのは同じお米隊員の仲間たちです。お米隊員とは、私と同じようにお米の普及活動をしている協力隊員のことです。お米隊員の中には、稲作や野菜栽培の経験者や、お米の研究をしていた隊員がいます。
隊員同士での解決が難しい場合は、ウガンダにあるJICAのお米研究所の研究員さんに相談します。
もちろん自分自身で物事を解決していくことも必要ですが、自分1人ではできることが限れています。
周りの人に助けを求める勇気。
これも生きていく上で大切なのかもしれないと、ウガンダに来てから思いました。
次回は、ウガンダでの日常生活についてお届けします!
では、Weraba!(ウェラバ see you)
Kaoru Matsuda
原文元:東アフリカの国、ウガンダからお届けします! | W.W.J.world – http://wwj.world/