Memawoakye!!(メマヲマーチ!!)
西アフリカのガーナ共和国からおはようございます!
先週末でほとんどの学校は休暇入り。
みんなどことなく浮かれていて、暑さのせいで全然年末感のない私も思わずウキウキしてきました、協力隊の小林愛鐘です。
牧師さんの家の前にどーんと置かれたどでかいスピーカー。
バンドの機材はばっちり揃っています。
どでかい音で始まる練習。
現在夜20時ですがかれこれ4時間くらい途切れることなく続いています。
近所迷惑にならないのかと思わず心配になりますが、そこはThat’s Ghana.
ガーナ人にとって音楽と踊りは生活になくてはならないものなのです。
さて、そんなクリスマス。
日本で過ごしていた時はプレゼントと共に楽しみだったのが、母の料理。
チーズフォンヂュをしたり、手巻き寿司をしたり、ローストチキン食べたり、、、
家族で食べるご馳走は美味しいですよね!!
と思い出しただけで涙がちょちょぎれそうです。
ガーナではクリスマスもそんな食事は期待できなさそう・・・
今日はずばり!食生活が辛いぞ!って話をしようと思います。
いや、ガーナ食がまずいわけじゃないですよ。
ただ小さな頃から慣れ親しんで食べてきたものがほぼ食べられないので・・・笑
ハンバーグやカレーやグラタンなどなど、わりとどこでも食べられると思っていた料理も、私の周りのガーナ人はほぼ食べたことがないと言います。
自炊するにもなかなか材料が手に入らないんですよね。
魚を生で食べると言うとドン引きされます。Sushiなんて当然聞いたことありません。
それでもガーナはアフリカの中でも食が豊富だと言われることが多くて、他の国どうなってるんだよ!と思わず突っ込んでしまいました。
でも確かに日本の食文化の中で、外国から入ってきたものをのぞけば種類はそんなに多くない。
そう言われるとガーナの食は豊富なのかも。
昔、協力隊員で「コンビニがないから」という理由で任期短縮して日本に帰った人がいたらしいです。
そんなバカな!って思うかもしれませんが、今なら分かるかもしれないその気持ち。。。
おにぎりとか菓子パンをお腹空いたときにちょいと買って食べれるの、すんごいことです!
さて、ではガーナ人何食ってるんだ!って話ですね。
①フフ
食感はもちもち。手で食べます。
こうやって人差し指と中指をハサミのように使ってフフを切って
少し丸めて口に入れます。
原料はキャッサバ(という種類の芋)とプランテーン(見た目はバナナ似、味は芋)です。
キャッサバ
プランテーン(バナナみたいな方)
作り方もモチみたい。
2人1組でピストル(棒)とモーター(桶)を使って、片方はぺったんぺったんして、片方はひっくり返したりして満遍なく潰せるようにします。
ガーナ人にとってフフはソウルフード。
日本ではキャッサバは手に入らないよって同僚に話したら、
「日本には違ったタイプのフフがあるんでしょ?」
と食いつかれました。フフのない世界は考えられないようです。
②バンクー
トウモロコシやキャッサバの粉を使って作ります。
収穫したトウモロコシを乾燥させてから粉にしているようです。
粉を買ってきてこうやって火にかけながらよくかき混ぜます。(ホストマザーに教わって挑戦!)
バンクーは酸っぱくて、最初に食べた時は抵抗がありました。
だんだん慣れてきたかな、同期隊員は「チーズみたいに感じてきた」と言っていました。
③ケンケ
ガーナ隊員の中ではあまり評判が良くないケンケ。
バンクーよりもっと酸っぱいんです。
材料や途中までの作り方はほぼ一緒、でもその後バナナの皮(地方によりけり)に包んで蒸すという工程が入ります。
これら主食に、スープを組み合わせて食べます。
ガーナ人は辛いもの好き。
スープはペペ(唐辛子みたいなもの)をたくさん入れてかなりスパイシーにして食べます。
発酵食の酸っぱさと戦いつつ、熱々のスープに手を突っ込んで食べるので熱いー!と叫びつつ、ガーナ食楽しんでいます(^^)
キャッサバやプランテーンをふかして潰さずに、トマトベースのソースにつけて食べる、アンペシという料理もあります。
あとはお米も食べます。ベトナムやタイからの輸入米をよく見ますが、地元のお米も作って売っています。基本的にスープをかけて食べることが多いです。
ジョロフライスという、炊き込みご飯(トマト味ピリ辛)も食べます。
こんなところでしょうか。
ガーナ食、異文化を余すところなく味わえて楽しいですよ!
つらいけど楽しいですよ!
毎日FBにあがる日本や他の国の美味しそうな料理の写真を見て、うおおおおおお!と叫んでいますが、引き続き頑張ります。
皆さま、よいクリスマスを★
Akane Kobayashi
原文元:食生活つらいです!楽しいけどつらいです!| W.W.J.world – http://wwj.world/