現地に残る仕組みづくりを!アフリカ・ガーナが抱える衛生・ゴミ問題への挑戦!【第5回】

長期的に機能する仕組みを作るために!

活動を通して終始苦戦していたのは人を待つのに時間を割かなければならないことです。少人数でミーティングをするにしても、話をききたい人に会うにしても、なかなか時間通りには待ち人がやってきません。

待つのに飽きた私が頻繁に外を出歩くので、ガーナ人にあなたは動きすぎだよ、休みなさいといわれました。私には頻繁に歩いている意識は全くないのですが。

また長期的な効果を考えて今行動する、という考えがあまりないことにも苦戦しています。例えばクラブのミーティングで長期的な計画を立てようと提案した際、その必要はないと村人たちに断られました。計画を立てることによって振り返りや改善、効率的な活動ができると思うのですが、いまだにその必要性をうまく伝えられていません。お互いの意見をどこまで取りいれるかが悩みどころです。

長期的に得られる効果に期待していない一例として、無償で提供されるワクチンや薬を受け取ろうとしない妊婦が一定数いることが挙げられます。病院では頻繁に家庭訪問を行っていて、その訪問に同伴した際にこの事実を知りました。看護師は妊婦たちが薬を飲もうとしないのはそれによる効果を知らないからだと教えてくれました。

薬やワクチンはその場で効果が表れるものではなく、長期的に病気になるリスクを減らしてくれるものであることが、その利点を理解するのに時間がかかる原因になっているのだと考えられます。

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チャイルドクリニック主催のワークショップ


読んでいただき、ありがとうございました!次回の若松さんの記事は、帰国後です。そこでは、6週間を通じての活動の成果や今後の展望、そして自身の内面の変化などについてになる予定です。一足先に、市川くんが帰国します。先に市川くんの振り返り記事が出るのですが、是非読んでみてください!

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