アフリカデザイン会社のMaki & Mpho(マキエンドムポ)は、南アフリカの経済都市ヨハネスブルグにおいて、南アフリカ人の若手デザイナーの育成を目的としたワークスペースを2017年8月より運営開始しました。
アフリカンデザインブランド、Maki & Mpho!
Maki & Mphoは、2015年日本起業家賞受賞者であり、Tokyo Startup Gateway 2015のファイナリストでもマキ氏と、モザンビーク系南アフリカ人テキスタイルデザイナー”ムポ・ムエンダネ”氏が結成した情報発信型デザインブランドです。
アフリカ発の「もう一つの視点」を発信する独自のテキスタイルアートとジャパンクオリティのものづくりでグローバル市場に挑戦しています。
南アフリカの若手デザイナーを育成へ!
Maki & Mphoは、南アフリカのヨハネスブルグに若手クリエイター向けのワークスペースを開設しました。現在、若手デザイナーが3名入居しており、クリエイティブ・ディレクターのムポ氏がデザイン指導を行っています。
南アフリカでは、これまで学校を卒業しても、デザインにフォーカスできるスペースがありませんでした。Maki & Mphoはそうした状況を改善するため、主にテキスタイルデザイナー・ビジュアルアーティストの作業スペースとしてスペースの提供を開始しました。
Photo Credit: Misato Kobayashi (@Coelacanth Shokudou LLC)
本プロジェクトは、南アフリカ文科省の助成を受けて実施されており、今後は、デザイン業界、文科省、メディア関係者などを招待した、テキスタイルデザインの展覧会も実施される予定です。
ワークスペース開設に関してマキ氏は「南アフリカのデザインシーンは、まだ黒人の活躍の場が少ないです。黒人デザイナーを出来る限り優遇していければと思っています。」と述べています。
Maki & Mphoは、今後、南アフリカに法人を設立し、将来的にはスタジオ兼ショールームを設置していく予定です。