こんにちは!若松南菜子です。大学3年生で、バイトとサークルとアフリカの日々を送っています。今年の夏に西アフリカのガーナでボランティア活動をし、その延長でただいま絶賛クラウドファンディング進行中です!私がガーナで見てきたこと、感じたこと、今行っていることを書かせていただきました!
私とガーナの出会い
もともとアフリカ好きだった私は、将来アフリカと関わる仕事がしたいと思っていました。大学生活もあっという間に半分終わり、そろそろキャリアを考えなくては、、、と思って3年生の夏休みはアフリカに行く!という計画を立てました。
エージェントを介さずアフリカに行く自信はなかったので、友人が作っているボランティアプログラムに参加することに。そのプログラムの行き先がたまたまガーナだったんです。そう、偶然。
ガーナの紹介と、活動を通じて見えてきたガーナの具体的な課題
日本から13,520km西に行くと、そこはガーナ。旧イギリス領なので英語と多数の民族語が存在します。ガーナでチョコレートはあまり見かけないんですよ!でもチョコの原材料であるカカオの木がたくさんあります。
カカオの実って掌よりも大きいんです。写真の緑の実がカカオです。
私は首都アクラからバスで5時間ほど行った村、ウンクムで健康・衛生分野のコミュニティ開発ボランティアをしました。私に与えられたミッションは、ウンクムに健康・衛生分野でよいインパクトを与えること。何か現地のニーズに応えられることができたらいいなあと思って、不安とわくわくした気持ちが入りまじりながらも2017年8月7日から活動を始めました。
まずは村を観察し、村人へのインタビューを実施!
村で情報収集をして分かったのは以下のことです。
- 村で来院者が最も多いのはマラリア
- 水道設備が機能していない
- ポイ捨てをしないことや蚊帳の中で寝るといった健康に過ごすための習慣が身についていない
- 村人の一部は村の衛生環境に問題意識を持っている
そこで私は村人から村人に健康な生活を送る方法や大切さを伝える場を作ることにしました。村人がリーダーやまとめ役を担い、ガーナのNGOをサポーターにした衛生プロジェクトです。
メンバーは衛生環境に問題意識を持つ村人約20人です。現在も2週間ごとの清掃活動と、月に一回の各家での衛生教育を行っています。また、定期的にミーティングを行っています。
清掃活動の様子
プロジェクトメンバーが清掃活動をしているのを見た村人に「私も衛生プロジェクトのメンバーになりたいのだけど、どうすればいいの?」と聞かれたり、「ななこ、ここを見て。こんなにマーケットが汚いのはよくないわ。病気にかかりやすくなってしまうわ。」と言われたりしたときはうれしかったですね。
プロジェクトが村人が衛生に目を向ける機会になったり、もともと問題意識がある人々が行動できる場になったりして、少しはインパクトを残していればいいなあと思っています。
衛生教育の様子
ミーティングの様子
クラウドファンディングで目指しているもの!
村で衛生環境改善のための活動がスタートしたのはいいものの、まだ村の大きな問題である”水問題”に取り組めていません。
ウンクム村の人口は12,285人(2017年)。今年の1月から6月には1859件のマラリア患者が来院しました。マラリアはこの村で一番患者数の多い病気です。その媒介となる蚊は汚水に排卵し、汚水や草むらに寄生します。村にはごみのたまった排水路や草の生い茂った場所がたくさんあります。
けれど、シャベルや長靴、手押し一輪車が足りておらず排水路にはほとんど手を付けられていません。またプロジェクトメンバーはユニフォームを強く欲しがっています。ガーナでは制服を着ることによって自分たちの活動を示したり一体感を得たりするようです。
やる気はあるのにここにはお金がない。それなら私が日本に帰って資金集めをすればいいじゃないか!そう思ってクラウドファンディングをすることに決めました。
資金の使い道!(1セディ=約25円)
- クラブユニフォーム30セディ×40着
- シャベル20セディ×10個
- 長靴45セディ×20足
- 手押し一輪車120セディ×4台
- つるはし30セディ×10個
- ナイフ(草刈り用)20セディ×20本
- 熊手30セディ×10個
ユニフォームはポロシャツで、日本の高校生が文化祭で着るクラTのイメージです。
前面にはプロジェクトのロゴ、背面にはご支援いただいた方のお名前を記名させていただく予定です。
こちらが衛生プロジェクトのロゴです。
日頃の清掃活動で不衛生な排水路や草むらを掃除したい!またユニフォームを着て活動意欲を高めかつプロジェクトの活動をより外部に示したい!と思っています。
ご興味もっていただいた方!ぜひこちらのサイトをご覧ください。すでに多くの方に拡散、支援をしていただき本当に感謝しています。クラウドファンディングで人の温かさを感じているところです。
ただ目標金額達成にはまだ道のりがあります。一人でも多くの方のご支援、拡散お待ちしております!
※本記事は若松南菜子様より寄稿いただきました。