アフリカの最貧国マラウイでビジネスは成り立つか!?月商100万円を達成するまでの道のり!

農家から野菜を仕入れて売ってみる

他にも、実際は色々試していたがゲストハウス以外はどれもピンと来ない。

ある日、協力隊の方の活動を見るために村を訪れた。その村人はほぼ全員農業従事者でした。

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▲訪れた村

野菜をいくらで販売しているのかのか尋ねると、なんと大手スーパーマーケットの8分の1の価格で売られていました。

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不思議に思い、農家からスーパーマーケットに至るまでのサプライチェーンを徹底的に調べました。調べる内にマラウイの面白い構造が浮かび上がって来ました。農家からスーパーに入るまでに5人から6人のサプライヤーがいたのです。

農家→ドライバー→仲卸し→ドライバー→ブローカー→スーパーマーケット、というような感じです。

ほとんどのマラウイ人は予算がないので、サプライヤーの隙間に入り込むしかないのですが、なぜお金を持っているインド人や中国人が流通をやっていないのか不思議に思いました。

マラウイはアフリカの中でも外資の投資額が少ないのです。投資額、投資環境ランキングでは毎回アフリカ諸国の中でワースト10入りしています。

インド人や中国人ですら、他の国に比べると「小金持ち」が多いのです。

野菜の卸売をしているインド人に「他の事業は始めないの?」と聞きました。そのインド人はマラウイの中でも大きな工場を持っているのですが、「新しい事業を始める余裕はないよ。もしやるなら同じ工場を別の場所でやりたい。」と言っていました。

中国人がチャイニーズレストランを開き、利益が出るとまた別の場所でチャイニーズレストランを開く。インド人がレンタカーを始め儲かると、また別の場所でレンタカーを始める。

そうゆう風に成功例をコピーするのが、マラウイに住む小金持ち(特に中国人とインド人)の特徴の1つかもしれません。

私たちは農家から大手のスーパーにダイレクトで販売ができれば、農家から高く買う事ができ、消費者に安く売る事ができると考え、小型トラックを購入してやってみました。

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これは少し利益を出す事ができ、徐々に仕入先と販売網を拡大していきました。

現在ではリロングウェ市内の約85%の大手スーパーマーケットやホテル、レストランに毎月24トンの野菜を販売しています。

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最近では地方都市のサリマやカスングにも流通網を拡大しています。日々、販売先の開拓に奔走しています。

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この時点で従業員が3人になりました。

小売店をオープンしてみる

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野菜を買って、販売する中で、スーパーの買い値が異常に安い事に気が付きました。僕らが売った価格の5倍~6倍で販売がされていたのです。

「自分たちで小売店を持てばもっと安く売る事ができる」と考え、小売店ををオープンしました。

 

小売店では、大手スーパーの1/4の金額で野菜が買えます。現在では小売店は3店舗(3月に2店舗追加)に増えました。

1つの小売店で1日50kg、毎月1トンの野菜販売を目標に従業員が日々営業を頑張っています。

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大手スーパーへの販売量を減らし、自分たちで販売まで行う、その割合を増やして行きたいと思っています。

最初は、全体の野菜仕入れ量の5%程度でしたが、現在は10%を僕たち自身で販売をしています。30%くらいまではいけるんじゃないかと思います。

この時点で従業員が5人になりました。

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