どうも、竹重です。さて、今回はですね。事業を決めた、立地を決めた。その後に、がっつりと現在に至るまで、僕の頭を悩ましてくれ続けているエチオピアでのチャレンジについて、お話していきたいと思います。
様々なトラブル、その根源にあるもの。
まずは、ざっくりと何がエチオピアでの事業開始に向けた障害となっているのか、この目には見えない障害の根源にあると思われるものについてお話をして見たいと思います。
さて、現在すでに会社を退職してから2年以上、事業領域を絞って、実際に法人設立の手続きを始めてかれこれ1年半近くが経とうとしていますが、なぜこんなに時間がかかるのか、この点について少し考察してみましょう。
第一の障壁、不透明な規制環境!
エチオピアに来る前、僕は銀行員としてインドネシアに駐在していたのですが、その時にも感じていた、規制に関する不透明な環境。
これは、おそらく多くの開発途上国で同様のことが多かれ少なかれ発生していると思います。
インドネシアの時にも、しばしば、規制の条文を読んでも、グレーな部分が散見されその確認には結構な労力が必要でした。
エチオピアについても同様の事態が発生することは、予期していましたが、実際には想定とは異なる斜め上からの諸々のトラブルにしばしば直面しています。
実際、この規制に関する不透明感はなかなかで、最も深刻なのが、法人登記であれ何であれ、ルールを確認するすべが監督省庁または、それに属する機関の窓口で確認するしかないことです。
現在、ほぼ法人設立については終えていますが、1つの手続きを進めるにしても、人によっていうことが異なり、何が正しいのかきっちりと確認をしていかないと、準備して提出した書類が的外れでゼロからやり直しなんてケースも結構あります。
法律の条文を確認できないというのは、正直結構な痛手でそもそも、口頭でエチオピア政府の言っていることを信じて、毎度毎度体当たりしていかなければならいという点で、相当な胆力が必要になります。
第二の障壁、インフラ!
続いて、この国での2つ目のチャレンジですが、それはズバリ、”インフラ”ですね。
例えばですが、インフラの中でも事業の成功に不可欠な電気・水についてです。
皆さんはインフラとして水と電気どちらが重要だと思いますか?
水なしの生活と電気なしの生活をイメージしてみてください。
実際、エチオピアでは、度々断水や停電が発生します。
特に地方部では、この断水・停電は大きな問題で、時には2週間くらい平気で断水・停電が続いたりします。
水がない方が圧倒的辛いというのが僕の結論なのですが、安定的な水と電気の供給をエチオピア政府に求めるのは、地方部では特に難しいと認識しています。
水については、地下水が豊富な地域を選び、井戸を掘って活用しようと考えていますし、電力についても太陽光発電の活用を現在検討中です。
地下水の活用はエチオピア国内でも多くの地域で行われていますが、持続可能な事業モデルの確立に太陽光発電を用いることに成功すれば、地方部でのビジネスの立ち上げの大きな後押しになると確信しているので、ズンズン前に進めて行きたいなと考えています。