アフリカで今熱い分野は、間違いなくモバイルです!!
特に今年話題の金融×テクノロジー『FinTech』はケニアの得意領域でもあります。
ケニアではここ近年、爆発的に携帯が普及しています。
現在のケニアでの携帯普及率はほぼ100%と言われています。
そんな激アツなケニアの携帯事情のお話です。
ケニアのモバイル通信業界の特長をご紹介!
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携帯事情を語る上でまず確認しておかなければいけないのが、日本との制度の違いです。
日本はドコモやソフトバンクの通信会社で携帯本体を購入して使用します。
しかしケニアでは通信会社と携帯会社は分かれています。
最近普及しているSIMフリーと同じなので、そちらでイメージしてください。
携帯自体は他の店で手に入れて、通信会社からSIMカード買って使用します。
ケニアの携帯は全てSIMフリーなので、1台の携帯電話で全ての通信会社の電波が使用できます。
さてそんな通信会社ですが、ケニアでは3つの大手キャリアが存在します。
業界トップは、国内シェア60%以上を誇るSafaricom(サファリコム)です。
電波ネットワークがダントツによく、どんな地方の村でも使用することができます。
日本でいうとドコモみたいな感じです。
とりあえず1つ電話番号を持っておくと安心です。
業界2位はアフリカ各国で強いインド資本のAirtel(エアテル)です。
エアテルは通話代が安いのが特長です。
またアフリカ複数国に進出しているので、ネームバリューがあります。
業界3位はちょっとオシャレなフランス資本のOrange(オレンジ)です。
こちらは唯一インターネットの使いたい放題プランを持っている通信会社です。
ただ他の2社に比べて電話が弱いのが弱点です。
驚きのSIM価格!迷ったら全キャリア買うべし!
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さて3つもあればどこの通信会社にしようかな、なんて悩むかも知れませんが。
ケニアではそんな必要は一切ありません。
全部持てばいいんです!
ケニアではSIMカードを約100円で購入することができます。
つまり電話番号を1つ100円で買えちゃう訳です。
迷ったら買ったらいいんです。
とりあえず持っておけばいいんです。
ちなみに著者はSafaricom2枚、Airtel1枚、Orange1枚の計4枚を持っています。
またケニアの携帯電話料金は日本のように月ごとの定額制ではありません。
すべて事前払いのプリペイド式です。
電話やネット料金は使う分だけ購入するので、SIMカードを複数持っていてもコストは変わりません。
管理もラクチン!SIMカードが複数入る神携帯!
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日本ではあまりお目にかかることはない特殊な携帯電話が出回っています。
それは”デュアルSIM携帯”です。
名前の通り、1つの携帯に2枚SIMカードを入れることできます。
電話をかける時にどちらの電波を使うのかを選ぶことができるのです。
もちろん電波環境にいい方を使いますが、それ以外にも相手の回線に合わせて通信会社を選んだりもします。
なぜなら電話代が同じキャリア同士で話した方が安いのでおトクなのです
最近ではトリプルSIM携帯という神すぎる携帯電話も!
ケニアの携帯電話のニーズは、アプリや性能だけでなくSIMカードの数も大切なのです。
ネット中毒者の著者が語るケニアの携帯事情は次週の後半へ続く。