途上国で製品や技術の普及を目指す!普及・実証・ビジネス化事業!
普及・実証・ビジネス化事業は、途上国の課題解決に貢献し得るビジネスの事業化に向けて、技術・製品・ノウハウ等の実証活動を含むビジネスモデルの検証、提案製品等への理解の促進、ODA事業での活用可能性の検討等を通じ、事業計画案を策定することを目的とした事業です。中小企業支援型の場合は上限1億円、大企業を対象としたSDGsビジネス支援型の場合は上限5,000万円の委託費が支給されます。
今回、アフリカ案件は中小企業型で2件、SDGsビジネス支援型で3件が採択されました。
中小企業支援型
- 【ケニア】明和工業株式会社:ケニア国・バイオマス炭化装置の活用による耐干ばつ特化型農業資材の普及・実証・ビジネス化事業(農業)
- 【ルワンダ】音羽電機工業株式会社:ICT産業発展を支えるインフラへの雷害対策の普及・実証・ビジネス化事業 ルワンダ(職業訓練・産業育成 )
SDGsビジネス支援型
- 【ギニア】兼松株式会社/株式会社立花商店:兵庫県 農業 森林保全に配慮した高品質カカオの普及・実証・ビジネス化事業
– 案件概要:焼畑移動耕作による森林減少が問題となっている地域の農家に対して、カカオの収穫後処理技術の指導を行うことで、カカオの高品質化による農家の収入向上を目指すとともに、新たにアグロフォレストリによるカカオ栽培を行うことで、森林保全を目指すもの。 - 【ルワンダ】トヨタ自動車株式会社/楽天株式会社:次世代型モビリティ(ドローン)を活用した高付加価値農作物輸出促進のための普及・実証・ビジネス化事業
– 案件概要:悪路により農場から幹線道路への物流アクセスが困難な農家に対し、ドローンを活用することでアクセスの改善を行い、さらには地上走行型ドローンで収集したデータをもとに営農・出荷管理を支援することで、輸出市場が求める安定した質と量の供給を行い、高付加価値農作物の輸出促進を目指すもの。 - 【マダガスカル】株式会社明治:高品質カカオのバリューチェーン構築のための普及・実証・ビジネス化事業
– 案件概要:カカオ農家に対し、カカオ栽培技術及び収穫後の一次加工技術の指導を行い、カカオ豆の品質向上及び収量増大を図るとともに、同国産カカオを使用したチョコレートを開発・販売することで、輸出産業の促進と農家の収入向上を目指すもの。
- 記事提供元:2018年度第二回中小企業・SDGsビジネス支援事業:89件の採択を決定|JICA ニュースリリース
- 1st Image photo credit: ScotchBroom Makola market, Accra via photopin (license)
- 2nd Image photo credit: greenfundrwanda Rwanda Green Fund Investment – ARCOS Network via photopin (license)
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