ヒカリ音楽学校は、質の高い音楽教育の提供と若者の雇用機会の創出を目的として、2012年よりケニアで活動しています。
今回の新型コロナの影響を受けて、現在、全ての対面レッスンを停止せざるを得なくなりました。
このために、ヒカリ音楽学校で一生懸命働いていた若い先生たちが自宅待機となり、収入を得られない状態になっています。
そこで、ヒカリ音楽学校ではオンラインでのレッスンを展開し、日本を含めた全世界に対してこのレッスンを提供します!
レッスンを受けてくださることで、外出自粛期間を利用して新しいスキルを身につけることができるだけではなく、ケニアの経済を支援することにつながります。
ケニアで運営しているヒカリ音楽学校だからこそ実現できる低価格で、アフリカならではの楽しい音楽レッスンをお届けします!
2012年にケニアで設立!ヒカリ音楽学校!
ナクルはケニアの首都ナイロビから北西に140kmの場所にある、ケニアで4番目に大きな街です。
ケニアの7つの湖として有名なナクル湖やエレメンタイタ湖があり、湖がピンク色に染まるほど多数のフラミンゴが生息しています。
ヒカリ音楽学校は、このナクルに2012年より本校を構えて活動しています。
2019年には、ナクルから150kmほど離れた世界遺産ケニア山の麓にある街ナニュキでナニュキ校を開校し、現在述べ生徒数(コロナ拡大前)は60名程度になっています。
ヒカル音楽学校が実施する6つの活動!
① 音楽レッスン
ピアノ、ギター、バイオリン、ウクレレ、サクソフォン、クラリネット、ドラム、フルートなど各種楽器の他、ボイストレーニング、音楽理論、音楽編集技術の指導も行っています。
② キッズバンド
毎週木曜日の夕方に子どもたちが集まり、バンドの練習をしています。他の人と一緒に演奏したり、即興で演奏することで、個人レッスンとは異なる面から音楽を楽しむことが出来ます。
③ キッズ音楽キャンプ
ケニアには日本のような公園がなく、春休みや夏休みなどの長期休暇には子どもたちは毎日ずっと家でTVを見ている、という家庭が多いのが現実です。
ヒカリ音楽学校では長期休暇ごとに2週間のキッズ音楽キャンプを実施し、地域のお子さん達が音楽だけでなく、理科の実験をしたり、料理をしたりと1日友達と一緒に元気に楽しく過ごすことができる場を提供しています。
④ ゴスペル合唱隊の指導
ヒカリ音楽学校では「ヒカリ・ゴスベル・ボイス」という主に20代前半の若者から成るゴスペル合唱隊を結成し、その指導に当たっています。
毎週土曜日の朝に全員が集まり練習に取り組んでいて、定期的にコンサートを行っています。
この合唱隊は、歌の好きな若者が集まってスキルを磨き、地域に発表することで自信をつける場となっています。
将来はナクル以外の各地でもコンサートを開きたいと計画しています。
⑤ 語学レッスン
音楽レッスンの他に、スワヒリ語、外国人向け日本語、フランス語、スペイン語、英語の指導も行っています。
⑥ 国際音楽ツアー
年に1〜2回程度、ケニアの子どもたちを引率して、世界各地への演奏ツアーを企画実施しています。
これまでツアーで訪れた先は日本、イギリス、ウガンダ、タンザニア、オーストリア、南アフリカです。
このツアーは、ケニアの子どもたちに世界の音楽や文化について学んでもらい、また様々な場所で現地のお客さんの前で演奏することで、自分達の演奏に自信をつけてもらうという目的を持っています。
レッスンの特徴!
① マンツーマンでフレンドリーな授業!
ヒカリ音楽学校のレッスンは基本的に、生徒さんからの特別なリクエストが無い限りはマンツーマンで行っています。
トレーニングを積んだ先生が集中して、みなさんの音楽上達のお手伝いをさせていただきます。
また、音楽以外で、アフリカやケニアについてのご質問も大歓迎です!リラックスした雰囲気の中、一緒に音楽を楽しみましょう!
② パーソナルな授業内容!
ヒカリ音楽学校では、「楽しく学ぶこと」「好きな曲を学ぶこと」が音楽の上達への一番の近道だと考えています。
こんな曲が弾けるようになりたい!アニメの曲を弾いてみたい!などリクエストにお答えし、生徒さんお一人お一人のニーズに合ったレッスン内容を準備します。
③ オンラインで離れた場所にいる友達と一緒にレッスン!
オンラインレッスンなら、遠くに離れて暮らしているお友達と一緒にレッスンを受けたり、演奏したりすることが可能になります。
一緒に学べば楽しさも倍増!ぜひご相談ください。
④ アフリカならではの楽しいレパートリーも!
ケニアは音楽や踊りが大好きな国民性を持っています。結婚式のときも、お葬式のときも歌やダンスが必ずついてきます。
そんなケニアで暮らす私たちと、外出自粛でも楽しく歌ってノリノリになれるようなアフリカンミュージックを一緒に演奏しましょう!
なぜケニアで音楽学校を設立したのか!?
アート教育は仕事に繋がらない!?
ケニアにはダンスや歌が好きな子どもがとても多く、その中にはもちろん素晴らしい才能を持つ子どもたちもいます。
しかし、音楽を含めたアート教育は「将来の仕事につながらない」として軽視される傾向があり、音楽を習わせたり芸術の才能を育てることは「お金の無駄」「時間の無駄」と思う親御さんが多い、という状況があります。
既に成人した世代の中でも、そうした教育の影響を受けて「音楽をやってみたかったけど出来なかった」という満たされない思いや夢を抱えている方もいます。
また特に中間層において「音楽教育は将来の仕事につながらない。すなわちお金の無駄」という考えも根強く、「教育の質なんかどこでも同じだろう。とにかく安くしてほしい」という主張をする保護者の方が多いのも実情です。
この様な声から、3時間で約300円などの考えられない価格で音楽レッスンを提供するという音楽学校が複数出てきています。
そうした学校は実際にはほとんどレッスンをしておらず、お金だけ取って生徒を放置する、または音楽の知識もあやふやな人が先生として教える、というような運営をしています。
生徒さんの側からすると「どの音楽学校が良いのか見極めるのが難しい」と、音楽学校全体を敬遠することにもつながっています。
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