STANDAGEは、ナイジェリアの物流スタートアップ企業であるMVXchange社と、2020年12月22日に、ナイジェリア現地における配送システム強化のため、API連携を完了し、サービスの試験展開を開始しました。
今後は、ナイジェリアだけでなく、2021年度中に、西アフリカ諸国へも本サービスを展開していく予定で、買い手と売り手の双方が、安心・安全・簡単に貿易を行えるサービスの実現を共同で目指します。
アフリカにおける物流課題!
ナイジェリアをはじめとするアフリカ諸国向けの輸出においては、日本の物流業者の多くは、輸出先の港や空港までの配送であり、そこから先の輸入通関手続き、内陸輸送業務は、現地業者任せのサービスがほとんどです。
しかし、アフリカは買い手企業の規模が小さいため、マンパワー不足で輸入通関手続きを行うには負担が大きく、港や空港までではなく、輸入通関手続きから、自社の指定倉庫の配送までしてほしいという要望が多いのが現状です。
さらに、日本の売り手企業も、自社の大切な製品がきちんと届いているか、ラストワンマイルまでしっかり追跡したいとのニーズが強く、アフリカ現地における物流が課題となっています。
ナイジェリア現地の配送業務を強化!
STANDAGEは、ナイジェリアの物流スタートアップ企業であるMVXchange社と、ナイジェリア現地における配送システム強化のため、API連携を完了し、サービスの試験展開を開始したと発表しました。
STANDAGEは、貿易の売り手と買い手のマッチングから、決済・ファイナンス、貨物配送に至る、全ての貿易業務を完結できる、デジタル貿易総合サービス「DiGiTRAD」を提供しています。
一方、MVXchangeは、アフリカ現地の物流において、デジタルに貨物管理や配送手配、輸出入及び通関手続きが行える「MVXtransit」サービスを提供しています。
そこで、これら現地の物流課題を解決するために、MVXchangeのMVXtransitとSTANDAGEのDiGiTRADのAPIを連携させ、DiGiTRADのユーザーや協業物流業者であれば、DiGiTRADシステム上から簡単にMVXchangeの輸入通関手続き及び現地における配送手配が可能になりました。
API連携はすでに完了しており、第一弾として、まずはナイジェリアにおいて本サービスの運営を開始します。
今後は、ナイジェリアだけでなく、2021年度中に、西アフリカ諸国へも本サービスを展開していく予定です。
買い手と売り手の双方が、安心・安全・簡単に貿易を行えるサービスの実現を、共同で目指します。
- 記事提供元:STANDAGE、ナイジェリアのスタートアップMVXchangeとシステム連携、ナイジェリア現地の配送業務を強化!|PR TIMES
- Image photo credit: NAPARAZZI Lagos Nigeria via photopin (license)