国際協力機構(JICA)は、2021年1月26日、中心都市のコトヌーにて、ベナン政府との間で、「コトヌ市べドコ交差点立体交差建設計画」を対象として35億5,200万円を限度とする無償資金協力の贈与契約を締結しました。
主要交差部であるコトヌー市のベドコ交差点において、立体交差建設、平面交差部改良及び信号制御の改善を行うことで、同交差点と市内幹線道路の交通混雑の改善を図り、ベナン及び西アフリカにおける物流改善及び成長産業の強化を目指します。
アビジャン・ラゴス回廊上の主要通過地、ベナン!
西アフリカのベナン共和国は、人口1,149万人(2018年、世銀)でギニア湾岸に位置している国です。
二ジュールなどの内陸国やナイジェリア内陸部などへの物流の要衝になっているだけでなく、ギニア湾沿岸のコートジボワールからナイジェリアまでの東西を結ぶアビジャン・ラゴス回廊上の主要通過地です。
また中心都市であるコトヌー市にあるコトヌー自治港は、年間994万トンの貨物取扱量を誇る西アフリカの主要港の一つとなっています。
ベナン向け無償資金贈与契約を締結!
国際協力機構(JICA)は、1月26日、コトヌーにて、ベナン政府との間で、「コトヌ市べドコ交差点立体交差建設計画」を対象として35億5,200万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。
本案件は、交通混雑の激しいアビジャン・ラゴス回廊およびコトヌ・ニアメ回廊上の主要交差部であるコトヌー市のベドコ交差点において、立体交差建設、平面交差部改良及び信号制御の改善を行います。
同交差点と市内幹線道路の交通混雑の改善を図り、同国及び西アフリカにおける物流改善及び成長産業の強化に寄与し、SDGs(持続可能な開発成長)ゴール3、9、11に貢献します。