JICA、エジプト向け技術協力プロジェクトに署名!日本・アフリカ大学間学術ネットワークの強化へ!

国際協力機構(JICA)は、エジプト・ニュー・ボルグ・エル・アラブ市で「E-JUST・日本・アフリカ科学技術イノベーションネットワークプロジェクト」の討議議事録に署名しました。プロジェクトは、E-JUSTを通じて日本とアフリカの学術・技術連携を強化し、国際共同研究の推進を図ります。

高等教育と国際共同研究の推進

JICAとエジプト政府は、エジプト・アラブ共和国のニュー・ボルグ・エル・アラブ市で「E-JUST・日本・アフリカ科学技術イノベーションネットワークプロジェクト」の討議議事録(R/D)に署名しました。

このプロジェクトは、エジプト日本科学技術大学(E-JUST)の高等教育・研究機関としての質の向上を目指し、日本及びアフリカの大学との国際共同研究を促進するものです。

事業の目的は、E-JUSTを中心に「日本・アフリカ拠点大学ネットワーク」の構築を進め、国際頭脳循環に寄与することです。プロジェクトの実施期間は2025年2月から2029年1月までの48カ月で、総事業費は約4.58億円となっています。

エジプトの高等教育改革とJICAの支援

エジプト政府は、国家開発計画「Egypt Vision 2030」の一環として、高等教育と科学研究の向上を掲げています。特に、日本型の工学教育を導入したE-JUSTの設立支援を受けており、エジプト国内の高等教育機関における質の向上を図っています。

E-JUSTは、少人数制の実践的な教育と国際水準の研究を特徴としており、エジプト国内外の研究者と共同研究を推進する拠点となることが期待されています。JICAは、E-JUSTの設立準備段階から支援を行い、教育・研究の質向上、リベラルアーツ教育の実施、大学運営の強化などに取り組んでいます。


イメージ画像:Tamer Soliman from Pixabay

他機関との連携と支援内容

本プロジェクトは、日本側から専門家派遣や機材供与などの支援が行われる一方、エジプト側はカウンターパートの配置やキャンパス建設、奨学金提供などを担当します。

また、JICAはE-JUSTの設立プロジェクトや、太陽光発電施設の導入、教育・研究機材の供与などを通じて、教育環境の整備を支援しています。

さらに、他の開発協力機関とも連携し、シリア難民への教育機会提供や奨学金プログラムなども実施されています。これにより、E-JUSTはアフリカ地域内での教育・研究の拠点としての役割を果たし、持続可能な開発と技術革新に貢献することが期待されています。


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