唐沢農機サービスは、商船三井との業務提携により、中古農機具輸出事業の共同検討を開始しました。
唐沢農機サービスの全国から高品質な中古農機を調達する力と商船三井の高品質で安全・安心な輸送サービスを組み合わせ、東アフリカの農業生産性向上に貢献し、人口増加の続く開発途上国での食料不足問題の解決への貢献を目指します。
中古農機調達力×輸送力で海外展開へ!
国内に眠る高品質な中古農機を海外で活躍させるために、唐沢農機サービスと商船三井は本格的な海外輸出事業に向けて共同検討を開始しました。
唐沢農機サービスは、全国300軒以上の農機具販売店を結ぶ「ノウキナビ」ネットワークを保有しており、全国から高品質な中古農機具を調達可能な強みを持っています。
一方、商船三井は130年以上の歴史ある海外輸送力が強みです。
今回の協業によって国内の中古農機具を海外輸出し、開発途上国の農業支援に繋げたい考えです。
越境ECサイトを活用した中古農機輸出事業の共同検討!
唐沢農機サービスと商船三井は、2020年9月に越境ECサイトを活用した中古農機輸出事業の共同検討に関する覚書を締結し、唐沢農機サービスの「ノウキナビ」から中古農機5台を調達しました。
商船三井が運航する自動車専用船「MARGUERITE ACE」にて、神戸港及び木更津港から輸送し、2021年2月19日に東アフリカのケニア共和国のモンバサ港へ到着しました。
中古農機調達力と海外輸送力という強みを持つ両社がタッグを組む本プロジェクトを通じ、東アフリカなど開発途上国の農業生産性を向上させ、深刻な食糧不足解決への道を拓くことをミッションとしてプロジェクトを推進していきます。
中古農機との相性が良い東アフリカの機械化を促進!
伝統的にアフリカ大陸への輸送に強い商船三井との協業においては、農業が盛んで経済成長著しい東アフリカの中心国ケニアをターゲットとしました。
越境ECサイトを活用した中古農機輸出の事業化に向けての第一弾として、今回輸送した中古農機を使用して2021年3月にナイロビ近郊のムエア周辺地域にて、現地の農地に日本の農機が適合するかなどの実地検証を行う予定です。
日本の農機具が受け入れられやすい市場環境を踏まえ、まずはケニアでの中古農機需要を開拓し、農業の機械化を促進します。
また東アフリカには農業国が多いため、その先にはウガンダ、タンザニア、エチオピアなどへの展開も視野に入れています。
- 記事提供元:唐沢農機サービスと商船三井 越境ECサイトを活用した中古農機輸出事業の共同検討を開始|@Press