JICA、ブルキナで中学校建設を支援!UNICEFと連携して、より教育へのアクセス・質を改善!

国際協力機構(JICA)は、2021年2月25日、国連児童基金(UNICEF)との間で「中央地方及び中央南部地方における中学校建設計画」を対象として13億5,000万円を限度とする無償資金協力の贈与契約を締結しました。

本事業は、ブルキナファソの中央地方及び中央南部地方を対象に中学校の新設及び必要な機材を整備することにより、対象地域における中学校へのアクセス及び学習環境の改善を行うものです。SDGs(持続可能な開発目標)ゴール4に貢献します。

中学校施設が不足しているブルキナファソ!

ブルキナファソはアフリカ西部に位置しており、人口は2,032万人で、首都はワガドゥグです。

ブルキナファソでは、第一次産業に偏った産業構造からの脱却を目指し、経済構造の変革、教育、職業訓練、若年雇用対策等が優先取組事項として掲げられており、基礎教育開発は、同国の優先セクターに位置付けられています。

この方針のもと、ブルキナファソ国民教育・識字・国語推進省は、「基礎教育戦略開発プログラム」を進めていますが、中学校施設が依然として不足し、中学校に通う生徒は50.6%(2019年)に留まっています。また、一教室当たりの収容生徒数が多いため、生徒たちは過密状態での授業や学習を余儀なくされています。

UNICEFと連携して教育へのアクセス、質の改善に貢献へ

国際協力機構(JICA)は、国連児童基金(UNICEF)との間で「中央地方及び中央南部地方における中学校建設計画」を対象として13億5,000万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本事業により、人口に比し学校数が少ない状況にある地域に、中学校18校、104教室が整備され、新たに5,200人の生徒が中学校に通うことができます。

新設される18の中学校は「子どもにやさしい質の高い学校」として、訓練を受けた教師が配属され、必要な機材や備品を備えた教室、設備の整った運動場と図書館、安全な水と衛生設備が整備されます。

快適な環境での授業・学習が実践されることにより、ブルキナファソにおける包摂的かつ公正な質の高い教育の確保に貢献し、将来の経済開発を担う人材の育成に寄与することが期待されます。

日本政府は毎年継続して、ブルキナファソでのUNICEFの緊急支援活動を支援しています。2013年以降、日本政府はブルキナファソにおける人道支援のため、UNICEFに合計約1,700万米ドルを供与してきました。

UNICEFブルキナファソ事務所代表のサンドラ・ラトゥフは、「ブルキナファソの子どもと女性の置かれている状況に良い変化をもたらすため、日本政府との長期的なパートナーシップに期待しています。」と述べています。


返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください