Memawoakye!!(メマヲマーチ!!)
西アフリカのガーナ共和国からおはようございます。
久々の更新となってしまいごめんなさい!
元気に生きています、青年海外協力隊の小林です。
尚、私の主観的な意見も多分に含まれていますのでご了承ください。
1) 右手を使いましょう
これはガーナのみならず、多くの国で言えることかと思いますが、基本左手を使ってはいけません。
左手は不浄の手と考えられているようです。
嘘か本当か、私のホストマザーは「トイレでお尻を拭くのが左手だからよ」と笑っていました。
人に何かを渡す際、ご飯を食べる際には右手を使いましょう。
もし、ご飯を食べている時(フォークやスプーンを使わず素手で食べることが多いので、右手が使えなくなります)に人に何かを渡すなんていう場面になったら、右腕を左腕の下にクロスさせて支えながら、「Sorry」と言って左手で渡してください。
2) 食事の時は周りの人を気遣いましょう
自分が食べる時はその場に居合わせた人に
「You are invited.」と言うのが礼儀です。
あなたは招待されています、つまり一緒に食べようよと誘うのです。
しかしこれは挨拶の一種みたいなもので、声をかけられた人は
「Thank you. Eat for me.」
ありがとう、私の分も食べてね!
と返すのが定番です。
また、食事の時には必要以上に喋らない。
ガーナの人々は、肌が白い私を見つけるといつも興味津々で寄ってきてあれやこれや質問してくるのですが、いざ食事をしようとする時にはささっと遠ざかって静かに食事ができる環境にしてくれます。
もちろん全く喋るなという訳ではありませんが、食べている人がいたら気を遣うようにしましょう。
3) 挨拶がとても大切です
これは日本人と同じ感覚ですよね!
挨拶をきちんとできる人は信用されます。
現地語で言えばさらに盛り上がりますが、若い人は大抵英語で挨拶を交わすので英語でも構いません。
例えばオフィスに入ったり、道ばたで井戸端会議している知り合いに行き会ったら、こちらから挨拶するのが通常です。
丁寧に一人一人と握手を交わして全員に挨拶します。
毎回とは言わないけど、これ割とみんな律儀にやっています。
話し込んでいるとしばし中断せざるを得なくて、面倒くさいな〜なんて思うけど、挨拶を大切に思うガーナ人ならでは、の文化ですね。
ちなみに日本と違うところと言えば、「How are you?」と相手の状態を必ず心配してあげること!
これも挨拶の一部と考え声をかけるようにしましょう。
4) 宗教の力が大きい
私の住むガーナ南部はクリスチャンが多数派を占める地域です。
(ムスリムも多く見られます。1つの街に教会とモスクが共存しています。)
宗教の力は大きいです。
会話の中にもGod(神様=イエスキリスト)という言葉が頻出します。
「元気—?」って聞けば「神のおかげで元気だよ」
仕事がうまくいかない時は「神よ我を導きたまえ」
励ます時は「きっと神があなたを助けてくれるから!」
一度私が乗り合わせたバスが、他の車と衝突しかけたことがあったのですが、危機を感じた乗客が咄嗟に「ジーザスクラーイス!!!」と叫んだのには思わず笑ってしまいました。
仕事の進みが遅かったりすると、「神様神様言ってないで自分で動かなきゃ状況は変わらないでしょ?」なんて思わず言ってしまうこともありますが(日本人の感覚からすると涙が出そうなくらい正論だ・・・)、彼らの宗教観を尊重しつつうまく付き合わなければ、と思う日々です。
いつも面倒くさいなと思うのは、クリスチャンではないと言っているにも関わらず、「あなたもキリスト教を信仰しなよ」としつこく言われることがあること。
ガーナに来た当初は、あまり反論するのも良くないかななんて思っていたので、初対面の人に道のど真ん中で20分間も勧誘されるなんてこともありました。
その人には全く悪気がないのがまた厄介で。
あなたのことを思って勧めているんだから、という善意の行動なんですよね。
こういう時は相手にもよるかもしれませんが、きっちり説明するようにしましょう。
外国人と話す機会なんてほぼないから、他の宗教のことだってよく知らないんです。いざ自分の宗教観を話してみたりすると、わりと質問攻めにあったりして、みんな興味はあるんだなと思います。でも最後は「いやでも神様は、ジーザスクライスしかいない!」とまとめられてしまうんですが。笑
私は「クリスチャンに改宗する気は今のところないけど、あなた方の信仰を尊重しているよ。」とはっきり言うようにしています。
あまりにしつこい時は、「誰も私に宗教を強要することはできないよ、そんな権利ないでしょ、もうやめて。」と言います。
きっぱりとした態度で臨むことが大切です。
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