スポーツの価値は人とつながること!ユニセフがアフリカをルーツにもつアスリートと交流するオンラインイベントを開催!

茨城県ユニセフ協会は5月8日、スポーツの価値を考えるイベント「オンラインで!?~アフリカとつながるUNDOKAI~」を開催しました。

共催は、スポーツクラブをハブにしてケニア、マラウイ、ナイジェリアの人々を支援するA-GOALプロジェクト。運営は国際交流イベントを企画する学生団体OMUSUBIです。

J3に所属するY.S.C.C.とナイジェリアのアスリート留学生をサポートするTAIYO株式会社もイベントに協力。Y.S.C.C.所属のオニエ・オゴチュクウ・プロミス選手、ンドカ・チャールス選手、ベベニョン・日高・アレクサンドル選手(サッカー)、ナイジェリアアスリートでいわてグルージャ盛岡のオタボー・ケネス選手(サッカー)、アランマーレ山形のオケケアル・メソマチ・ウゴチンイエレ選手(バレーボール)がゲストとしてイベントに参加しました。

日本ユニセフ協会は2018年、「子どもの権利とスポーツの原則」を発表しました。これは、子どもがスポーツを楽しむ権利を保障するため、親や指導者、スポーツ団体が従うべき原則を記したものです。今回のイベントは、この「子どもの権利とスポーツの原則」の普及を目指し、実施されました。

参加したのは、クラーク高校横浜キャンパスの学生や茨城県の学生、Y.S.C.C.のユースの選手、ケニアの子どもたちなど計45人。オンラインで一緒に身体を動かし、初対面の同級生やアフリカをルーツに持つ選手たちと交流を深めました。

イベントの第一部はオンラインUNDOKAI。ジェスチャーゲームでは、身体を使って出されたお題を表現しました。

UNDOKAIということでお題は各種スポーツです。「水泳」というお題を出されたチームの生徒たちは、平泳ぎやバタフライといった泳ぎのジェスチャーだけでなく、ゴーグルを外す動作やおぼれた動作、はたまた「水」のジェスチャーを披露。参加者全員、大いに盛り上がりました。

第二部はスポーツの価値を皆で考えるディスカッションです。「スポーツの何が楽しいのか?」をグループに分かれて議論しました。

アレクサンドル選手は「仲間と一緒に取り組むのが楽しい」と語り、Y.S.C.C.横浜のユースの選手も「自分がゴールをきめて、皆で喜び合えるのがスポーツの醍醐味だ」と賛同。スポーツを通じて仲間や家族、コミュニティーのつながりが高まった経験を語ってくれました。

オタボー・ケネス選手は、スポーツにおいて目標を持って取り組むことの大切さを話してくれました。

「プロ選手になるという目標をもって努力し、去年はそれを実現できた。今年の目標は多くの試合に出場し、チームをJ2に連れていくこと。みんなも人生のゴールを見つけてそれに向けて頑張ってほしい」

プロ選手の励ましの言葉は、スポーツ、国の枠を超えて多くの若い世代の心に響いたことでしょう。

主催の茨城県ユニセフ協会の小澤八千代事務局長は「コロナで平穏ではない今だからこそ、スポーツを楽しむ機会を子どもたちに提供したかった。今回のイベントはオンラインではあったが、身体を動かすことによって参加者、皆が打ち解けることができた。スポーツの価値を実感することができたのではないか」と成果を話します。

アフリカとスポーツの価値を考えるイベントが続々

今回のイベントを共催した茨城県ユニセフ協会とA-GOALプロジェクトは「アフリカxスポーツ」をテーマに今後も2つのセミナーを開催する予定です。

次回は、セネガルで障がい者スポーツ支援事業を行う「WITH PEER」とも連携し、「アフリカ×パラスポーツ」について取り上げます。

スポーツを使って社会問題の解決を考える機会。ぜひご参加ください。

スポーツを通した国際協力セミナー第2弾 ~パラアスリートと語ろう!アフリカとスポーツ~

茨城県ユニセフ協会が主催するスポーツの価値を考えるイベント第二弾。テーマは「アフリカ」と「パラスポーツ」です。

ゲストは、モハメド・オマル・アブディンさん(ブラインドサッカー スーダン代表)と神保 康広さん(車椅子バスケ 元日本代表)。アフリカ出身のパラアスリートと日本のパラアスリートがトークを交わし、インクルーシブな社会の実現に向けてのスポーツの可能性を探ります。

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