タンザニア・ケニアの女性に聞いた!アフリカ女性の美容、ヘアケアへの意識調査!

最近では性別や年齢に関わらず、より多くの人が美容に注目しています。

美容に求めるものは、国や世代、季節によっても様々です。

現代は美容ケア用品の種類や値段も幅広く、それぞれの個人に合った商品を選びやすくなっています。

アフリカの女性は、美容にどんなことを求めているのでしょうか?今回はケニアとタンザニアの女性を対象に、美容への興味、普段使用している美容アイテムやヘアケアについて聞いてみました。

今回の調査は、2022年4月12日 ~4月26日の14日間、ビィ・フォアードリサーチ女性会員152名を対象に、ケニア・タンザニアにおける美容についてまとめました。

(※こちらの記事は今回の調査の一部の抜粋です。調査結果を全てご覧になりたい方は、以下のページからご覧下さい。)

アフリカの女性は「ボディスキン」、「ヘア」を入念にケアしている!

日本では美容というと、美白やシワ予防など「フェイシャル」のケア用品が数多く販売されていて、日本人のフェイシャルケアへの興味の高さがうかがえます。

一方、アフリカでは別の個所への興味が高く、入念にケアされているようです。

最も興味のある美容ケアをタンザニアでアンケートしたところ、1位「ボディスキン」 32.8%、2位「ヘア」27.6%でそれぞれ約3割、次いで3位「フェイシャル」15.5%、4位「ボディシェイプ」12.1%という結果でした。

ケニアでは、1位「ヘア」31.9%で約3割、次いで2位「ボディスキン」17.0%、3位「ボディシェイプ」14.9%、4位が「フェイシャル」12.8%という結果です。

2か国とも「ヘア」と「ボディスキン」への興味が高く、約半数を占めています。アフリカではフェイシャルよりも、ヘアやボディスキンなどの美容に注目している女性が多いことがわかります。

アフリカ女性が毎日使用する美容ケア用品とは?

 アフリカ女性はどんなアイテムを使用して美容ケアしているのでしょうか?

日常的に使用している美容ケア用品についてアンケートしました。

タンザニアの美容ケア用品では、「ボディスキン」においては「ボディオイル」「ボディローション」などを使ってケアされています。「フェイシャル」では「洗顔料」「フェイススクラブ」など洗顔に関するケア用品が上位にランクインしています。

ケニアでは「ボディローション」が第一位。「ボディスキン」においては「ボディローション」を最も多く使ってケアしていることがわかります。「フェイシャル」のケアでは「洗顔料」「フェイスクリーム(保湿)」を多くの女性が使用しています。「日焼け止め」も上位にランクインしており、ケニアではタンザニアよりも多く「日焼け止め」が使用されているようです。

2か国とも「香水」が上位にランクインしており、日常的に使用されていることが見受けられます。

日本人女性が日常的に使う「メイク落とし」の使用率は7%前後と低く、前述の美容ケアへの興味に関する質問の結果からも、アフリカでは日常的に「メイク」をする女性が少ないと言えそうです。

月間のスキンケアにかけるコストは?

アフリカ女性は「フェイシャル」と「ボディ」のスキンケアにどのくらいの金額をかけているのでしょうか?

各国のボリュームゾーンは、タンザニアでは$5~10.99(650~1,500円)が29%、ケニアでは$1~4.99(130~700円)が38%という結果でした。いずれも$11以下が半数を占めています。

日本では、月間にかけるスキンケアのコストは、6,406円(2022年2月統計)が平均額と言われています。例として日本の30代女性の平均月収を25万円とすると、スキンケアへのコストの割合は2.5%です。

一方、タンザニア・ケニアの30代女性の平均月収を$400とすると、タンザニアでは1.2~2.7%、ケニアでは0.2~1.2%といった割合がスキンケアにかけるコストになります。

日本と比較すると、スキンケアにかけるコストは低くなっているようです。

※参照データ「日本人のスキンケア平均コスト」:https://context-japan.co.jp/ryokin/skincare-17079.html

以下のページではさらに、年代別にかける情報などさらに詳しい調査結果もまとめています。

株式会社ビィ・フォアードが運営するアフリカマーケットリサーチでは、調査対象の性別や年齢など対象のターゲットを絞った調査も可能です。アフリカで市場調査をお考えの際に、ぜひご利用ください。

アフリカ女性にとって必要不可欠なヘアケア用品とは?

美容アイテムの中でも、ヘアケアではどのようなアイテムを使用しているのでしょうか?

毎日使用するヘアケア用品をアンケートしました。

タンザニアでは「オイル」の使用率が一番高く、約8割の女性が使用しています。そのほかのスタイリング材としては、「スプレー」「ジェル」などが多く使用されています。

ケニアでも「オイル」の使用率が一番高く、約6割の女性が毎日使用しています。スタイリング剤はタンザニアと同じく「スプレー」「ジェル」が多く使用されています。

2か国ともオイルが第一位。タンザニア・ケニアの女性は、オイルを多く使用しています。

日本では、最近流行している濡れ髪(ウェットヘア)で髪の毛にツヤを出すためにオイルが取り入れられています。それに対し、アフリカでは髪や頭皮の保湿を目的として日常的に使われており、保湿の効果が求められています。

まとめ

今回はビィ・フォアードリサーチ女性会員を対象に、ケニア・タンザニアでの美容への意識を調査しました。

アフリカマーケットリサーチとは?

アフリカマーケットリサーチは、株式会社ビィ・フォアードが提供するサービスです。

ビィ・フォアードは2004年設立。現在はアフリカ56か国との取引実績があります。

これまで培ったアフリカでのネットワークを活用し、現地調査やアンケート調査を実施し、現地の生の声をお届けします。

アフリカへのビジネス進出や市場調査をお考えであれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。

これまでのアンケート調査:こちらからアンケート結果の詳細をご覧頂けます。

その他:過去のリサーチデータはこちらから。


※本記事は株式会社ビィ・フォアード様からご寄稿いただきました。

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