Facebookは新興国市場に向け、パラパラ写真型の新しい広告サービス「Slideshow」を発表しました。
Slideshowでは複数枚の静止画像をアップロードし、希望の長さを選択するだけでスライドショー広告を作成できます。アフリカ・ナイジェリアなどのモバイル接続環境が不十分で通信速度が遅く、多機能電話が普及していない国々においては、ビデオ広告より効果が高いとされています。
実際にコカコーラがケニアとナイジェリアで「Slideshow」を活用した広告試験を行いました。その結果、通常の動画広告と比べ、広告全体で目標の2倍にあたる200万人にリーチし、ケニアでの広告認知度は10ポイント上昇しました。
写真が順番に表示されるシンプルな広告なので特別な機材を必要とせず、途上国の企業でも低コストで広告の作成ができます。ファイルサイズは、同じ長さの動画広告と比べ約5分の1軽くなります。通信速度が遅くても、スマートフォンでなくても表示が可能なので、多くの途上国の国々で活用されると考えられています。