2024年9月17日、JICA（国際協力機構）は南アフリカのヨハネスブルグで「NINJAアクセラレータープログラム」を開始しました。このプログラムは、日本のNEC XONとの提携のもと、革新的なスタートアップの成長を支援し、南アフリカのスタートアップエコシステムの発展に貢献することを目指しています。
AI、アグリテック、データ分析などの分野で活動する3つの有望なスタートアップが選出され、PoC（概念実証）やメンターシップ、グローバルネットワークへのアクセスを通じて、持続可能な成長を目指しています。
NEC XONとの提携で南アフリカの革新を加速
2024年9月17日、JICAは南アフリカでの「NINJAアクセラレータープログラム」を正式に始動させました。このプログラムは、日本の技術企業であるNEC XONとの戦略的パートナーシップを基盤に、南アフリカの革新スタートアップを支援することを目的としています。
NEC XONは、アフリカ全土において通信、セキュリティ、デジタルソリューションなどを提供する企業であり、特にスマートファーミングやAI分析の分野での社会的インパクトを期待されています。
今回の提携により、南アフリカのスタートアップはNEC XONのリソースを活用して、オープンイノベーションを加速し、経済成長と社会的影響を両立させるソリューションを開発することが期待されています。また、NEC XONはスタートアップとの概念実証（PoC）を通じて、実用的なビジネスモデルの創出を支援します。
3つのスタートアップが選出され、成長の機会を得る
NINJAアクセラレータープログラムでは、特に優れた技術力と革新性を持つ3つのスタートアップが選出されました。
まず、「Raphta」はAI技術を駆使し、テレコミュニケーションやエネルギー、鉄道といった重要なインフラの保護や監視、検査を行うためのソフトウェアおよびハードウェアプラットフォームを提供しています。
次に、「Agrilogiq」はアグリテック分野における先進的なソフトウェアとハードウェアを開発し、農業の効率を高め、生産者と栽培施設を結びつけるプラットフォームを展開しています。
そして、「Locstat」はグラフベースのAIとデータ分析を駆使し、リアルタイムのデータインテリジェンスソリューションを提供し、組織が次世代の監視システムを迅速に導入できるよう支援しています。
これらの企業は、NEC XONとのPoCを通じて、さらなる成長の機会を得ることができます。
スタートアップ支援プログラムの重要性と持続的な発展への貢献
JICAの「NINJAアクセラレータープログラム」は、南アフリカのスタートアップエコシステムの発展を目指し、NEC XONの技術とネットワークを最大限に活用する場を提供しています。
このプログラムの重要な要素の一つは、スタートアップに対してメンターシップや技術支援を提供し、各企業が持続可能な成長を遂げるための支援を行うことです。
また、JICAが提供するグローバルなネットワークを通じて、日本および世界中の投資家やパートナーとつながり、資金調達やパートナーシップの機会を広げることが可能です。
NEC XONとのPoCを3か月間実施することで、スタートアップは現地市場でのビジネス検証を行い、商業的成功への道を歩むことが期待されます。
さらに、2025年1月に予定されている1週間の日本研修では、スタートアップは日本企業とのさらなる連携を模索し、国際的なビジネス展開の基盤を築くことが可能です。
- 記事提供元：NEC XONとの提携を目指す有望なスタートアップ３社と共に、初の南アフリカNINJAアクセラレーターが始動｜PR TIMES
