フォースバレー・コンシェルジュ株式会社は、AAIC Investment Pte. Ltd.が運営する「Africa Innovation and Healthcare Fund」を通じ、資本業務提携を締結しました。
フォースバレーのグローバル人材ネットワークとAAICのアフリカ市場の知見を融合させ、日本とアフリカの雇用機会創出に貢献する取り組みです。
本提携により、アフリカ市場における人材育成と活用、クロスボーダーの人材マッチング強化、新規事業展開の加速を目指します。
アフリカ市場を活かす新たな人材戦略
フォースバレーは、世界中のハイスキル人材の採用・定着支援を「Connect Job」のブランド名で展開し、186の国と地域から約46万人の人材をデータベースに登録しています。日本国内の大手グローバル企業やIT企業を中心に、地方・中小企業まで約400社との取引実績を誇ります。
一方、AAICはアジア・アフリカを中心に、戦略コンサルティング、投資、インキュベーション事業を手がけ、日本初のアフリカファンドを運営しています。
本提携により、フォースバレーが持つ国際的な人材ネットワークと、AAICが有するアフリカ市場の知識・経験が融合します。これにより、日本企業が必要とする労働力の確保だけでなく、アフリカの若年層に向けた雇用創出も可能になります。
現在、アフリカの人口は14億人に達し、2100年には30億人を超えると予測されており、特に若年層の雇用機会の拡大が求められています。このような背景のもと、フォースバレーとAAICの連携は、アフリカと日本の労働市場において重要な役割を果たすと期待されています。
提携の目的と実現するシナジー
今回の提携には、アフリカ市場における人材育成、クロスボーダー人材マッチングの強化、そして新規事業展開の加速という3つの目的があります。
まず、アフリカ市場における人材育成の面では、フォースバレーの「Fourth Valley Academy」を活用し、日本語教育や就労トレーニングを提供することで、アフリカの若者が日本で即戦力として活躍できる環境を整えます。これは、日本の人手不足解消に貢献するだけでなく、アフリカ地域の経済成長にも寄与します。
次に、クロスボーダー人材マッチングの強化については、フォースバレーが展開する特定技能向けオンラインマッチングプラットフォーム「Connect Job WORKERS」を活用し、企業と求職者のマッチング精度を向上させます。AAICのアフリカ市場における広範なネットワークを活用することで、より多くの優秀な人材を発掘し、日本企業との適切なマッチングを実現できます。
さらに、新規事業展開の加速という観点では、AAICのファンドによる支援を受け、フォースバレーがアフリカ市場での活動を拡大することが可能となります。これにより、アフリカの若者に対する新たな教育・雇用機会の創出が期待され、日本企業のグローバル展開も促進されます。
アフリカと日本の未来を繋ぐリーダーたちのビジョン
本提携に関するコメントとして、AAIC代表パートナーの椿進氏は「アフリカは最後の成長大陸であり、日本の若年労働力不足を補う存在となる。フォースバレーとの提携を通じ、日本とアフリカの架け橋を築きたい」と述べています。
アフリカの若年層の増加に伴い、適切な雇用機会の提供が急務であり、本提携がその課題を解決する一助となることが期待されています。
また、フォースバレー代表取締役社長の柴崎洋平氏は「アフリカの若い才能が世界経済に貢献する未来を見据え、AAICと共に新たな雇用機会を創出し、アフリカとの関係を強化する」と述べています。
フォースバレーがこれまで培ってきたグローバル人材支援のノウハウを活かし、アフリカの人材が国際市場で活躍できる環境を整えていく考えです。
このように、両社のビジョンが合致することで、日本とアフリカの経済・雇用の新たな可能性が開かれることになります。今後の展開に注目が集まるとともに、本提携がもたらす影響は、日本国内のみならず、グローバルな視点でも大きな意義を持つといえるでしょう。
- 記事提供元:AAIC Investment Pte. Ltd.と資本業務提携のお知らせ|PR TIMES