2025年5月2日より、東京・原宿のUNKNOWN HARAJUKUで、ガーナの廃棄カカオ殻を再利用した鉛筆をテーマにしたアートイベント「ゴミと鉛筆とアート展」が開催されます。
三菱鉛筆とCLOUDYの協力のもと、ただ“見る”だけでなく、“感じる”“描く”を通じて、子どもたちの未来と地球環境について考える特別な10日間です。鉛筆1本の購入がガーナの子どもへの寄付につながる仕組みも用意されています。
使い終えたゴミがアートになる瞬間!
「ゴミと鉛筆とアート展」は、ガーナで道端に捨てられているカカオの殻を回収し、鉛筆として再生させる「CHOCOPENプロジェクト」の発表に伴い開催されるアートイベントです。
2025年5月2日から11日までの10日間、原宿のUNKNOWN HARAJUKU内イベントスペースにて開催され、来場者は誰でも自由に筆記用具を使って真っ白な壁に絵を描くことができます。
イベントでは、現代アートの第一線で活躍する日本とガーナのアーティストによる作品も展示・販売され、その収益の一部はガーナの子どもたちの教育支援へと寄付されます。
来場者が会場で購入した鉛筆1本につき、1本がアフリカに寄付される仕組みも導入されており、楽しみながら社会貢献ができる仕掛けが散りばめられています。
廃棄されるはずだった資源が、新たな価値を持って生まれ変わる瞬間を体感できる貴重な機会です。
五感で楽しむ、描いてつながるアート体験!
この展覧会の最大の魅力は、“参加型”であることです。
アーティストによる作品鑑賞にとどまらず、来場者自身が筆を取って作品づくりに参加できるコーナーが設けられており、子どもから大人まで感性を自由に表現することができます。
高さ2.7m、幅8mの真っ白な壁に、自分の想いや絵を描き込むことで、来場者全員がアートの一部になれる体験です。
また、展示されているアート作品はすべて、カカオ鉛筆という再生資源を用いたものです。
見るだけでなく、触れる・描く・感じることを通じて、環境問題や教育の格差といった社会課題に目を向けるきっかけとなります。感じたことを持ち帰り、SNSなどで共有することによって、来場者の気づきがさらなる行動を生む力になります。
CHOCOPENプロジェクトが描く未来!
CHOCOPENプロジェクトは、ガーナにおけるカカオ殻の大量廃棄という課題に対して、「ゴミを資源に変える」循環型の解決策を提示しています。
カカオの殻は適切に処理しなければ、メタンガスの排出や害虫の発生といった環境負荷を引き起こします。
一方で、堆肥化や再利用によって高い価値を生み出す可能性も秘めています。
このプロジェクトでは、現地の人々が加工技術を学び、鉛筆の製造に関わることで新たな雇用が生まれています。
また、その鉛筆は教育資源としてガーナの子どもたちに届き、学びの機会を広げる役割も担います。
非営利と営利が循環する社会的仕組みのもと、アフリカの自立を目指す本取り組みは、まさに“課題を力に変える”モデルケースになることが期待されます。
- 記事提供元:鉛筆で自由に描ける真っ白な壁が原宿に登場。「ゴミと鉛筆とアート展」が5月2日(金)から期間限定オープン|PR TIMES