サステナブルな宿泊施設ネットワークであるビヨンド グリーンは、2025年1月から3月の間に新たに6軒のホテル・ロッジを加盟施設として迎え入れました。
今回の加盟には、タンザニアの施設も複数含まれており、地域文化や自然環境との共生を軸としたホスピタリティの新たな潮流を象徴しています。各施設は、地域社会と連携した保全活動や社会貢献を実践し、訪れる人々にただの「宿泊」を超えた意味のある体験を提供しています。
タンザニアから3軒のロッジは加盟!!
今回、ビヨンド グリーンのネットワークにタンザニアでは3軒のロッジが新たに加わりました。
アンドビヨンド・クラインズ・キャンプは、セレンゲティ国立公園とマサイマラの境界にあるプライベート保護区内に位置し、ヌーの大移動や野生動物との近接体験を可能にする特別な立地が魅力的です。また、違法な罠の撤去を目指す「Serengeti De-Snaring Program」への参加や、ペットボトル削減のためのボトリング施設の運営など、環境保護の最前線でも活躍しています。
さらに、移動式のテント型宿泊施設であるアンドビヨンド・セレンゲティ・アンダー・キャンバスは、グレートマイグレーションに合わせてロケーションを変えることで、自然との一体感を最大化しています。教育・医療・インフラ整備を通じた地域支援活動にも力を入れており、観光による持続可能な開発のモデルを体現しています。
andBeyond Serengeti Under Canvas
そして、アンドビヨンド・レイク・マニャラ・ツリー・ロッジでは、マホガニーの森の中に建てられたツリーハウス・スイートを10棟備えた隠れ家的ロッジです。また、非営利団体Wild Impactとの共同で行う「Echoプログラム」で、地元住民や子どもたちがレイクマニャラ国立公園を訪れ、交流ができる環境教育の現場としても注目されています。
andBeyond Lake Manyara Tree Lodge
アフリカ発、世界へ広がる「地球を守る旅」
今回の拡張により、アフリカはビヨンド グリーンの戦略において中心的な位置を占める地域となりました。
特にタンザニアの複数拠点は、自然保護と地域開発の両立に向けた最前線として、世界中の旅行者から注目を集めています。例えば、andBeyondグループが展開するロッジ群は、単なるラグジュアリー体験を超え、教育機会の提供や衛生環境の改善など、SDGsに即した取り組みを実施しています。
また、これらのロッジでは、地元の人々の雇用創出や伝統文化の保護も重要視されています。マサイ族との文化交流プログラムや、地元職人による建築・装飾の採用などを通じて、訪問者がアフリカの多様性と深くつながることが可能です。
これにより、観光が一方通行の経済活動ではなく、双方向の理解と協働を生む手段として機能するよう設計されています。
旅だけではない自然保護や文化継承、地域発展を目指して!
今回加盟したホテルは、プリファード トラベル グループの「I Prefer ホテルリワードプログラム」にも参加しており、世界中の旅行者に対してポイントや特典を提供しています。
これは、旅行者がサステナブルな宿泊を選択しやすくする仕組みとして、今後さらに注目される仕組みです。ビヨンド グリーンは今後も、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に沿って、自然保護・文化継承・地域発展を柱とした旅のネットワークを拡大していく方針です。
その他の新規加盟施設としては、コロンビア・ボゴタの都市型ホテル「EK ホテル」、スペイン・イビサ島の自然と伝統を活かした家族経営の宿「Can Lluc」、そしてブータン・プナカ渓谷の自然と調和した体験型ロッジ「andBeyond Punakha River Lodge」があり、それぞれの地域に根ざした方法で持続可能な旅の在り方を提案しています。
アフリカ地域における今後の展開としては、他国への展開も視野に入れており、持続可能な観光を軸に各国の経済と文化をつなぐ役割が期待されています。
サステナブルツーリズムの実現には、旅行者の意識変革と、ホスピタリティ業界全体の構造改革が不可欠であり、その中心に立つブランドとして、ビヨンド グリーンの今後の動きに注目が集まります。
- 記事情報元:ビヨンド グリーンに新しく6軒のサステナブルホテルが加盟|PR TIMES