宮崎発AGRIST、ルワンダで開催されたアフリカ農業技術会議でスマート農業の取り組みを発表!

AI農業ロボット開発を手がける宮崎発スタートアップAGRIST株式会社は、ルワンダで開催されたアフリカ最大級の農業技術会議「ACAT(アフリカ農業技術会議)」に登壇しました。

テーマは「アフリカ農家のための次世代アグリテック」。JICAなどとの連携のもと、スマート農業技術を通じて飢餓問題の解決と持続可能な農業の実現に貢献する姿勢を打ち出しています。

アフリカ農業技術会議で日本のスマート農業を紹介

AGRIST株式会社は、2025年6月9日〜13日にルワンダ・キガリで開催された「第2回アフリカ農業技術会議(ACAT)」にて、日本代表として登壇しました。

主催はアフリカ農業技術財団(AATF)およびルワンダ政府であり、会議のテーマは「アフリカ農家のための次世代アグテック・ソリューション」。アフリカにおける食料安全保障や農業の持続可能性を議論する中で、代表の齊藤氏が現地でAI自動収穫ロボットの導入事例を紹介しました。

AGRISTの登壇は、三重県のあさい農園からの推薦を受けたもので、農業従事者の減少や気候変動に対応する日本の課題解決型アグリテックの実績が評価されました。また、アジア・アフリカ間の技術協力「南南協力」の文脈においても、同社の取り組みは注目を集めています。

飢餓問題に挑むAGRISTのスマート農業技術

AGRISTは、AIによる画像解析を活用し、自動で野菜を収穫する農業ロボットを開発・実装しており、日本全国でスマート農業を展開しています。

宮崎県新富町に拠点を置き、国内外で20以上の賞を受賞。農林水産大臣賞も受賞しており、技術力と社会的意義の両面で評価されています。

今回のACAT登壇をきっかけに、JICAなどとの連携を通じて、AIロボット技術のアフリカ展開に向けた実証実験やパートナーシップ構築を進める計画です。

同社は単なる自動化ではなく、「儲かる農業」と「環境負荷の少ない持続的農業」の両立を掲げ、社会課題とビジネス課題の両立を目指しています。

オンライン報告会と今後の展望

ACATでの発表内容や、アフリカ農業の技術リテラシー、脱炭素、DXの現場ニーズについて報告するオンラインイベントが、2025年6月16日(月)14:30〜15:30に開催されます。

登壇者は、現地発表を行った齊藤氏とモデレーターの秦代表。農業技術を通じてアフリカと日本をつなぐ実践的な知見が共有される予定です。

AGRISTは今後も、国際機関やパートナー企業と連携し、食料生産の持続可能性向上に貢献するテクノロジーの社会実装を進めていく方針です。

8億人が直面する飢餓問題に対し、日本の地方から生まれた技術が、世界の農業の未来を切り拓く挑戦となることが期待されています。


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