豊田通商株式会社は、カーボベルデ共和国の上下水道公社から、サンティアゴ島における海水淡水化プラントおよび送水網の建設工事を受注し、10月27日に契約を締結しました。
本プロジェクトは、2022年のセネガルに続く同社アフリカで2件目の海水淡水化事業であり、持続可能な水供給体制の確立を通じて、気候変動に強い社会インフラの構築を目指すものです。
島国の水不足に挑む日本企業の取り組み
カーボベルデ共和国は、アフリカ西部に位置する島国で、年間降水量が極めて少なく、地下水資源も限られています。
特に、人口の半数が集中するサンティアゴ島では、慢性的な水不足が続き、生活や観光産業の発展に大きな影響を与えてきました。
近年、観光客の増加と生活水準の向上により水需要が拡大しており、既存の供給インフラでは対応が困難な状況にあります。
このような背景のもと、カーボベルデ政府は水資源の安定確保を最優先課題とし、豊田通商が持つ水処理技術とインフラ整備の実績に期待を寄せています。
日本の技術力がアフリカの持続的発展に貢献する新たな一歩といえます。
サンティアゴ島で進む大規模淡水化プロジェクト
今回のプロジェクトでは、サンティアゴ島北部カルヘタに日量5,000m³、南部パルマレージョに日量10,000m³の海水淡水化プラントを新設します。
さらに、既存の配水網と接続する送水ネットワークおよび貯水タンクを整備し、島全体での効率的な給水を実現します。完工は2028年を予定しており、完成後は15,000m³/日の処理能力を持つプラントが稼働します。
本事業は国際協力機構(JICA)の円借款による資金支援を受け、総額152.92億円のスケールで実施されます。
これにより、地下水への依存を減らし、安定した水供給体制を確立することで、地域住民の生活の質向上と経済活動の活性化が期待されています。
“WITH AFRICA FOR AFRICA”理念の実践
豊田通商は「WITH AFRICA FOR AFRICA」の理念のもと、アフリカ諸国と共に持続可能な社会基盤を築くことを目指しています。
今回のカーボベルデ事業は、2022年のセネガルでの海水淡水化プラント建設に続く取り組みであり、気候変動の影響を受けやすい地域での水インフラ強化を通じ、長期的な環境適応力の向上に寄与します。
今後も同社は、水供給インフラの整備のみならず、エネルギー、物流、農業など幅広い分野でアフリカの社会的課題解決に貢献し、未来の世代に持続可能な環境と経済基盤を残すことを目指しています。
- 記事提供元:アフリカ・カーボベルデで海水淡水化プラント建設工事を受注|PR TIMES

















