最近何かと話題のエルニーニョ現象が、アフリカや中米など世界各地で深刻な干ばつを引き起こしています。途上国の貧困問題に取り組むNGO「オックスファム」は、今年から来年にかけて世界中で数百万人の貧困層が飢餓に陥る可能性があると警告しています。またユニセフも、アフリカの東部と南部で約1,100万人の子供が飢餓や疾病、水不足の危機に陥っていると発表しています。
エルニーニョ現象は、太平洋の海面の水温が平年より高くなる異常気象です。エルニーニョ現象は、大気の循環が変化させ天候に様々な影響を与えます。日本では暖冬になりやすく、アフリカでは雨量が減少し、干ばつが起きやすいと言われています。世界気象機関によると、現在発生しているエルニーニョ現象は1950年以降で最も強力になる可能性があると指摘しています。
最近こういった気候変動に関するニュースが多い気がしています。太平洋でのエルニーニョが、遠くアフリカや欧州にも影響を与えるなんて、自然の力は凄いですね。既にエチオピア、マラウイ、ジンバブエなどで食糧支援が必要だそうです。日本国際飢餓対策機構などで、募金も受け付けています。私たちに出来ることを身近なところからアクションしていきましょう。
募金ページ:https://www.jifh.org/joinus/support/(日本国際飢餓対策機構)