その後、、、あの判断は正しかったのか、間違いだったのか
翌日彼からの連絡はありませんでしたが、そのさらに次の日から、ワッツアップを使ってやりとりを始めました。アクラに戻ってきた時に返すと言っていて具体的な日取りも決め始めていたところ、彼のアカウントが忽然と消えました。
あれが詐欺だったのか、それともそうじゃなかったのか、もう知る由もありません。
本当に返すつもりだったけど魔がさしてしまったのか、それともとてもよく仕組まれた詐欺だったのか・・・
うん、でもそんなことはもうどうでもいいのです。興味ない。
ただ、あの判断が正しかったのか、間違っていたのか、は何度も何度も考えてしまいました。
私たちにもう少し医療の知識があったら、何かおかしな部分があったら判断ができたかもしれません。
JICAスタッフはもちろん、知り合いのガーナ人からも、
「知らない人にお金を渡すべきじゃない。例え返ってこなくてもいいとしても渡すべきじゃない。」
と言われました。
本当にそうです。
JICAスタッフからは、
「あなたの行動が他のアジア人の被害に繋がってしまうかもしれない。アジア人は騙しやすいという認識ができてしまった。」
と言われました、それもまさにそうだと思います。それに関しては本当に申し訳ないです。
しかし、やはり私個人としてはあの判断しかできなかったなと思います。
お金を渡さなかったら、今頃本当だったのか本当じゃなかったのか、うじうじと悩んで後悔していたかもしれません。
任地で生活していれば、このお金を渡したからって生活に困ることはないです。
ただ、国民の税金で支払われている私の生活費、もし彼が良くないことに使っていたら悲しいし、それに関して私の責任は大きいですね。
皆さんならどうしますか?
海外で生活している人は、こんな事件に遭遇しているかもしれませんね。
少し重たい話題になってしまいました。
最後にいじけて、生ビール片手にポリスレポート(保険の申請の際に必要)を書く私。
それからなくなったバックパックの代わりにどうせならと、ほぼ100%プラスチックゴミで作られたバックを購入した際の写真です。これがゴミだったなんて信じられないくらい可愛いでしょ?
こんな素敵な価値を生み出す活動を、していきたいと思います。へこたれてる場合じゃない!
また来週!