アフリカで子育て、主夫の悩み

以上、3つの仕事を軸にタンザニアはダルエスサラームでの主夫の悩みをまとめます。

1.食材の調達

日本ではスーパーに行けば野菜から肉から米まで何でも買えます。もちろん、パンはこの店で、魚介類はこの魚屋で、肉はこの肉屋で、ということもあるかもしれませんが、それでも買い物はそこまで苦労しない方だと思います。

タンザニアはダルエスサラームで主夫をして、毎日苦労したのがこの食材の調達です。スーパーに行っても全てが揃うことはありませんし、いつも同じものがあるとも限りません。しばらく鶏のもも肉はないとか、ベーコンがないとか、ある種類の野菜はどこに行ってもないとか、もう献立を考えて買い物に行っても食材が揃わないというのは毎日のようでした。

ちゃんと料理をするのは主夫になって初めて、と言ってもいいくらいの僕はレシピ以外の食材でササっとアレンジするには経験値不足だったので、日々試行錯誤で頭の回路はパンク寸前だったような記憶があります。

とにかくお世話になったのがCockpad。朝、妻を職場に送った後、家に帰ったらまずクックパッドで献立を検討。必要な食材をリストアップして買い物へ。でも、すべて必要な食材が見つからないことがほとんどなので、そこでまたCookpadでアレンジ検索。この時期はプレミアム会員になろうか本気で悩みました。

また、ちょうどこのころは長男が3ヶ月から2歳3ヶ月の頃で離乳食を作るのに苦労しました。出汁をとるかつお節や昆布、豆腐を作るハウスの「ほんとうふ」などを大量に日本から持ってきて、食材には気を使いました。

2.遊び場所

庭のプールで水遊び

日本だと家の近くに公園があるでしょう。ちょっと足を伸ばせば、立派な公園もあるでしょう。でも、アフリカはそんな公園がほとんどありません。

タンザニアはダルエスサラームで子育てをして痛感したのは、遊び場所の欠如です。

「今日は何をして遊ぼう」は、「今日は何作ろう」と合わせて僕の主夫生活の毎日の大きな課題でした。もしかしたら程度の差はあれ、子育てをする方は誰もが同じ悩みを持つのかもしれませんけどね。

道端で遊ぶにも車が通って危ないし、ブランコや滑り台などの遊具がある公園はないし、たまにお金を払ってでも行くようなテーマパークや遊び場はないし、とにかく子どもの開くことない遊びたい欲求を満たすのに苦労するのがアフリカでの子育てではないかと思います。

3.病気

一般的にもイメージがしやすいのが、アフリカでの病気かと思います。具体的にどんな病気が怖い!という知識はなくても、なんとなく変な病気がありそう、、、と思われている方も多いのではないかと勝手に思っています。

我が家の場合、長男は1歳過ぎてアメーバ赤痢になり、マンゴーフライ(プチフライ)の卵を身体に宿し(1cmほどの幼虫が腕から出てきました)ました。でも、それ以外は特に大きな病気をすることもなく健やかに成長できたのはとても良かったです。

とはいえ、ダルエスサラームで怖いのはマラリアです。ぼくはダルエスサラームでマラリアに罹患しましたが、その辛さを身を以て経験すると子供がマラリアに罹患しなくて本当に良かったと思います。

常に虫除けをして外出し、家でも毎日蚊取り線香を焚いていたので、気苦労もありましたが、努力の甲斐あってか息子はマラリアから守れたのはある意味主夫の誇りでしょうか。笑

外交団の伴侶

とても気さくな某大使館婦人に外交団主婦グループの社交の場にお誘い頂き、カードゲーム「ブリッジ」を覚えることができました。大使館に勤めるご主人に随伴する形でこられている奥様方が集まる社交の場に、短パンで乳幼児を連れた僕がお邪魔するというある意味異様な経験でした。

平日の昼間、多くの場合は水曜日、木曜日などにアメリカ大使公邸、EU大使公邸などにお招きいただき、おいしいお茶菓子とコーヒーを頂きながら、ブリッジをするのです。

みなさん、綺麗に着飾って、会話も過去に生活した国での面白い話をしながら、ブリッジをするのです。

まだハイハイするくらいだった長男は各国大使公邸の調理器具なんかをおもちゃとして与えられ、愚父がカードゲームに興じている間にガチャガチャとおたまやタッパを打ち鳴らしていました。

タンザニアでの息子

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Itsuro Takahashi
1974年生まれ。開発協力ワーカー/ブロガー。 主に村落開発、水・衛生をフィールドに、インド、ザンビア、エチオピアに駐在。タンザニアでは主夫・子育てを2年間経験。趣味はサッカーと読書。関心事項はローカル、社会起業、ファンドレイジングなど。