簡単すぎて便利すぎる!送金サービスM-PESAの使い方

まずは、Safaricomショップ等で登録手続きを行います。そこで本人確認を行い、現金を自分の携帯電話にチャージします。手続きは以上です。

送金時は、SMSを送りたい相手の電話番号宛てに送るだけです。受け取った相手は、自分の携帯を持って近くのM-PESA取扱店に行くことで、現金を受け取るが出来ます。最低10KSH(約10円)から利用が可能です。ただ引き出す際には、金額に応じて引き出し手数料がかかります。定期的に変更されるので、取り扱い店は以下の様な一覧ポスターを掲示しています。

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また、M-PESAでは送金だけでなく公共料金の支払いや、携帯電話の料金の支払いも可能です。

システムを支える取扱店舗網!爆発的に増えた理由とは!?

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M-PESAが地方の人々でも気軽に利用できるのは、ケニア全土に存在するM-PESA取扱店のネットワーク網です。その数なんと100,744店舗です。ちなみに、日本の大手5社のコンビニの数が約40,000店舗(2011)です。ケニアは人口が日本の3分の1しかいませんので、どれだけ身近なところに取扱店があるのかが想像できるかと思います。

取扱店もここ数年で爆発的に増えています。ちなみに2013年時点では店舗数は39,400店でした。こんなに普及した理由の1つは、取引店はM-PESAのサービスをを副業で行っている場合がほとんどだからです。実は本業は小売店だったり、ガソリンスタンドだったりします。

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これ自体は、地域に新たなスモールビジネスを提供するという点では良い事かも知れませんが、1つ問題があります。それは、現金の調達を取扱店ごとで行う仕組みになっていることです。それにも関わらず、平均手数料が、預入0.14$、引出0.21$と非常に少額の為、資金の調達コストの方が高くつくケースが多いそうです。なので、M-PESA目的で来店してもらい、ついでに何かを買ってもらう事で取扱店側にメリットがあるのかも知れません。いずれにしても、取扱店数は高い伸びを示していますので、小売店側のニーズが非常に強いと言えます。

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凡
Africa Quest.com編集長、IC NET TRADING AFRICA LTD CEO。証券会社を経て、青年海外協力隊としてケニアへ渡航。貧困地域に暮らす女性たちへの収入向上支援を行いながら、ケニアに雇用を生むことをビジョンにソーシャルベンチャーを共同設立。2015年9月まで約2年にわたり経営を行う。現在は、ケニアを拠点に農業・食品関連ビジネスの立ち上げ、日本企業のビジネス進出支援、Webメディア運営や講演・セミナー講師などアフリカと日本を繋ぐコーディネーターとして幅広く活動中。