皆さん初めまして!私は東京農業大学 農学研究科 国際農業開発学専攻 博士後期課程の原健太(ハラパン)です。
この5月から東アフリカのケニア共和国で農村地域の肥満改善のための研究活動を開始しています!今回は、私がなぜケニアで研究をすることになったのか、私のこれまでのキャリアも含めてご紹介します!
大学では「筋肉痛の研究」を研究!?
東京農業大学アクアバイオ学科(北海道網走)に進学し、オホーツク海の研究していました。しかし、当時取り組んでいた硬式テニスで「もっと強くなりたい」と考えスポーツ科学や体の構造をさらに詳しく知りたい!という考え、運動生理学系の研究室に所属しました。
大学院では、東京農業大学の世田谷キャンパス(東京)に戻ってきて、「ウサインボルトはなぜ足が速いのか?」という視点から多数の国で主食となっているヤムイモ(日本でいうと長芋)を摂取することが筋肉の損傷にどのような影響があるのか?を明らかにする研究を行いました。実はヤムイモにはすごい機能性があるのです!が、これはまた別の機会に。
人生で初めての開発途上国へ
そんな研究をしていたもので、当時はそんなに農業に対する知識や経験がありませんでした。しかし、ヤムイモの研究をするためには栽培の現場を知る必要があったため「パプアニューギニア」の農村へ滞在することになりました。パプアニューギニアはオーストラリアの上にあるニューギニア島の東側半分および周辺の島国からなる立憲君主制国家です。
首都のポートモレスビーから飛行機で3時間程度のウェワクという地方都市から、さらに車で3時間程度の所ある、めったに人が来ない農村に滞在しました。その村では当然、電気・ガス・水道はなく農村の人々はお互い協力して生活をしていました。私たちも当然現地と同じように生活するため、飲み水はその辺の採水場まで取りに行きましたし、お風呂・洗濯・食器洗いは近くの川でやりました。農村を滞在を通して、パプアニューギニアの農村での生活は、私たちのように物があふれているわけではありませんが、なぜか「心の幸せ」を感じました。
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