ジンバブエ、「人民元」を自国通貨に採用。中国は48億円の債権を放棄する。

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CNNによると、アフリカ南部に位置するジンバブエのチナマサ財務相が、中国の「人民元」をジンバブエ国内で使用できる法廷通貨として公式に採用したことを明らかにしました。先日、中国は年内に償還するジンバブエへの4,000万ドルの債権を放棄する方針を示していました。

ジンバブエは過去にインフレ率が5000%にも達するハイパーインフレが起き、自国通貨のジンバブエ・ドルが実質的に無価値になりました。2009年以降は米ドル、南アフリカランド、英ポンドが流通していましが、2015年6月にジンバブエ・ドルの廃止を決定し、米ドルへの両替を始めていました。今回の「人民元」採用で、米ドルと人民元の2通貨が自国通貨として併用されることになります。

中国の習近平国家主席は12月1日にムガベ大統領を訪問し、インフラ整備などの支援を約束しました。中国とジンバブエの貿易規模は10億ドルを超えていると言われており、両国は関係性を強めています。

中国は12月に南アフリカにて「中国・アフリカ協力フォーラム首脳会合(FOCAC)」を開催し、アフリカ諸国に対して7兆円を超える支援を打ち出すなど、アフリカ諸国への影響力を強めています。中国とアフリカ諸国の貿易規模は2000億ドル(2014)を超えており、アフリカ諸国にとっても重要なパートナーとなっています。

引用元:CNN
※写真はイメージです。(photo credit: Chinese yuan bills via photopin (license))

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