アフリカで鉱物資源の供給体制を確立へ!三井物産、モザンビークのインフラ事業に出資!

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大手総合商社の三井物産は、アフリカ南東部のモザンビーク共和国における炭鉱及び鉄道・港湾インフラ事業へ出資参画すると、2016年9月3日に発表しました。出資は総合資源会社であるヴァーレ社のモザンビークで開発中のモアティーズ炭鉱の権益を保有する子会社と、ナカラ回廊鉄道・港湾インフラ事業を推進する子会社の対して実施されます。

モザンビークのインフラ事業参画へ!ヴァーレの子会社に出資!

総合資源開発企業ヴァーレ(Vale S.A.)は、鉄鉱石の生産・販売シェアにおいて世界一を誇るブラジルを代表する企業です。リオデジャネイロに本社拠点を置いています。三井物産は、ヴァーレ社と新たな参画条件に基づき、ヴァーレ子会社2社の持ち分を取得することで合意しました。出資参画時には合計7億6800万米ドル(約768億円)の資金拠出を予定しています。

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三井物産は、モザンビークで開発中のモアティーズ炭鉱の95%の権益を保有するヴァーレ子会社の15%持分を所得します。初期投融資額は2億5500万米ドル(約255億円)です。なお本炭鉱への投融資額は、今後の操業実績含む一定条件の充足状況に伴って最大で1億9500万米ドル(約195億円)の追加支払調整額も含まれています。

一方、ナカラ回廊鉄道・港湾インフラ事業を推進するヴァーレ子会社の50%持分も取得する事で合意しました。このインフラ事業には、初期投資額3億4800万米ドル(約348億円)に加え、融資額1億6500万米ドル(約165億円)を実施します。

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また三井物産はヴァーレ社と共に海外の公的金融機関や本邦の金融機関から、最大27億米ドル(約2700億円)のプロジェクトファイナンスによる資金調達を実施します。石炭・鉄鉱石等の鉱物資源の供給体制を確立し、伸びいく需要増加への対応を通じて、両社の更なる連携強化を目指します。

今回の合意を通じて、モザンビークやマラウィのみならずアフリカ地域の発展・成長への貢献が期待されています。


記事提供元:モザンビークにおける炭鉱及び鉄道・港湾インフラ事業への出資参画について
Cover Image Photo credit: bigdmia via Visualhunt / CC BY-NC-ND

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