ボツワナ カラハリ砂漠に住むブッシュマン(狩猟採集民)たちが描いたアート展、
「Gifts from the Kalahari カラハリからの贈りもの展」追加開催されます。
2014年京都と大阪、2015年神戸で開催されていた展示の好評を受け、再度開催することとなりました。
Botswana Kuru Art Projectによるカラハリから生まれたユニークで、
見るたびに深みが出てくるような作品たち。
2014年Gifts from the Kalahari展で展示した中から13作品を展示するそうです。
アフリカンアートといっても北部アフリカやタンザニアのアートとはまた別世界の作品になります。
是非、訪れてみてください!
イベント詳細
日時:
2016年10月5日 (水) – 10月16日(日)
14:00〜20:00pm
10月10日(月)、11日(火)は休廊、最終日10.16は17:00まで
場所:
Gallery & Cafe / Bar Relic (レリック)
〒593-8325 大阪府堺市西区鳳南町3丁18
relic-gallery.jimdo.com
一階はギャラリー、二階にはカフェ/バー
お問い合わせはLesediまで
ウェブサイト:www.lesediway.com
メール:info@lesediway.com
ブッシュマン(狩猟採集民)とは?
サン族、サルワ族などとボツワナでは呼ばれている狩猟採集民族。
ブッシュマンとはオランダ人に名付けられたものが英訳された呼び方。

本来の生活形態は一カ所に定住せず、獲物や採集するものをもとめて砂漠を移動しながら生活するというもの。
採集に関しては、一件何も無いカラハリのブッシュから使えるものを見つけるその知識量には驚かされる。

現在はボツワナ政府の政策により、定住と狩猟の禁止(動物保護のため)をさせられ、
セトルメントと呼ばれる政府指定の定住地に住まわされている。
ボツワナ政府は金ばっかりあるので定住地に病院、学校など設立し、失業者には援助も出ているが、
結局、仕事がないこと、政府が彼らの生業を奪ってしまった事は大きな問題になっている。
欧米の人権団体には「人権侵害だ」と言われているが、ボツワナ側に自覚がない。
開発途上国にありがちな話だが、ボツワナ側に人権を侵害しようという悪意はなく、
自分たちの価値観でやったら「欧米に人権侵害だ」と言われたパターンだからである。
価値観押し付けたというのは事実で、もとの生活に戻りたいと思っているブッシュマンだっている。
そうした中には、ブッシュマンは政府の許可を得て動物保護区内で生活もしている人々もいる。

ブッシュマンの生活をみることができる観光用のアクティビティはボツワナの西側、
ハンチやディカールのロッジ、CKGR近隣のロッジで行われているので
もしボツワナ訪問の機会があったら是非体験してみてほしい。
ハンチ、ディカールでのブッシュマンウォークについては
ボツワナ情報サイト GAPE (ハーペ)を参照してください。
ボツワナ情報サイト GAPE (ハーペ) ハンチ
ボツワナ情報サイト GAPE (ハーペ) ディカール
ナロ族 (Naro)
ブッシュマンの中にもコイコイ、グイ、ガナ、ナロ、コンなど色々な民族がある。
言語はいずれもクリック音を使うが、違う民族同士になると言語は違うらしく、基本会話はできないそうだ。
(言語が似ていて会話できる民族同士もいるらしい。)
ナロ族の人々は早くからディカール周辺に定住し牧畜を行っていたんだとか。
ディカール(D’kar)
ディカールはブッシュマンの中のナロ族、カラハリ族、ヘレロ族が住む村で
ハンチから30kmくらいいったところにある。
クルアートとは?(Kuru Art Project)
1990年からディカール拠点に活動するオランダのNGO団体。
ブッシュマンのアーティストの支援をしている。
ブリティッシュエアウェイズの尾翼のデザインに使用されたり、世界巡回展まで開くことに成功し、
このブッシュマンアートは世界的に評価を受けている。
ディカール村にはギャラリー、工房、博物館があるので、ボツワナ訪問の際は是非訪れてみてほしい。
ディカールへの旅行の仕方についてはボツワナ情報サイト ハーペを参照してください。
ボツワナ情報サイト GAPE (ハーペ) ディカール
日本からカラハリ砂漠までは直線距離でなんと、13,244km。
大阪からは飛行機乗り継いでバス乗ってまるまる3日かかる場所です。
滅多に日本では見れない作品たちですので、是非、足をはこんでみてください!!