アフリカ南東部に位置するマラウイ共和国のプロサッカーチーム、『ビィ・フォアード ワンダラーズ』が2016年9月10日に行われた『2016カールスバーグカップ マラウイ』で優勝を果たし、昨年に次ぐ2連覇を達成しました。ワンダラーズは、中古自動車の輸出事業を展開している日系企業ビィ・フォアードがメインスポンサーを務め、実質的な運営を行っている球団です。
日系企業がスポンサー!ビィ・フォアード ワンダラーズFCとは!?
ビィ・フォアード ワンダラーズFCは、マラウイ共和国にあるブランタイヤを本拠地とする、マラウイ・プレミアディビジョン(TMNスーパーリーグ)に加盟するプロサッカーチームです。2014年シーズンまではマイティー・ワンダラーズFCの名称で活動していましたが、2015年シーズンより株式会社ビィ・フォアードが単独スポンサーとなり、実質的なオーナーとなったことでチーム名をビィ・フォアード ワンダラーズに変更しました。
2016年シーズンより、マラウイ初の日本人選手、中村元樹選手と契約するなど、マラウイ初の日系チームとして優勝を目指しています。2016年9月19日現在、シーズンの成績は同国1部リーグ9位となっています。
PK戦を制したワンダラーズ、連覇を達成!
2016年9月10日(土)にブランタイヤのカムズスタジアムで”カールスバーグカップ マラウイ 2016″の決勝戦行われ、ワンダラーズは15,000人の観衆が見守るなかシルバーストライカーズを1-1(PK5-4)で破り優勝いたしました。
前半4分に先制を許し1点を追う展開になるも、前半23分にショートコーナーからのクロスをハリー・ニイレンダ(DF)が押しこみ同点とし、試合は1対1のままPK戦にもつれ込みました。ワンダラーズ先攻で始まったPK戦も両チーム譲らず、後攻のシルバーストライカーズの5人目のシュートをリチャード・チプワ(GK)がセーブし、昨年に続く同大会の連覇を達成しました。
カールスバーグカップ マラウイとは!?
カールスバーグカップ マラウイは2000年に、マラウイ国内チームによるノックアウト方式で発足し、10年間の不開催期間を経て、2012年に復活しました。国内の1部リーグのみならず、マラウイサッカー協会に加盟している全チームに参加資格があるため参加チームが多いのが特長です。今年の大会は、2016年の4月に開幕したマラウイの1部リーグ”マラウイスーパーリーグ”の2016年シーズンと並行して、2016年6月11日に1部リーグに所属する16チームを含む63チームにより予選が行われました。