Afehyia Pa!!(アフィシアパ!!)
西アフリカのガーナ共和国から、あけましておめでとうございます。
先ほどちょうど旅行から帰ってきたところ、協力隊員の小林愛鐘です。
今回はガーナのお正月について。
実は私、31日から車で6時間ほど離れた同期隊員のお宅を訪問していました。
ガーナ流お正月に興味津々だった私たち、早速リサーチ開始★
ちなみに!
日本では25日が終わった瞬間、きらびやかなクリスマスツリーやオーナメントは撤去され、一気にお正月ムードになりますよね。
反対にガーナではお正月のこともクリスマスって言ってたりします。
25日くらいから、Afehyia Pa!!(あけましておめでとう!!)という挨拶が飛び交っています。
首都アクラでは1月3日現在、未だにクリスマスツリーやオーナメントがきらびやかに残っていました。
クリスマスとお正月、日本ほど明確に区別はしていないようですね。
31日夜、午後9時頃、綺麗に着飾った近所の人々が教会に向かい始めました。
私も同期隊員がよく行っている教会にお邪魔させてもらいました。
教会の中は人が溢れかえり、すごい熱気。息苦しいほどです。
入りきれない人は外で実況中継を見ている。
小さな子どもたちもちゃんと来ているけど、めちゃくちゃ眠そう。
いつも通りミサが始まると、歌を歌ったり踊ったり祈ったり。
同期隊員によると「いつもより人が多いし、いつもより熱が入っている」とのこと。
手を叩きながらものすごい勢いで祈る人々の中で、暑さを堪えながら過ごすこと約2時間。
カウントダウンが迫ってきました。
が、特に人々の様子に変わりはなく一心不乱に祈っています。
12時を迎えた瞬間わああ!!!とさらに盛り上がり、とにかく踊る踊る。
外にいた人々も中に押しかけ踊る踊る。
どこそこで花火もあがっていました。
みんなとにかく楽しそう。
幸せな雰囲気を堪能したところで、私たちはだいぶ疲れていたので帰宅しましたが、みんなは夜明けまで踊ると言っていました。すごいな。
1月1日は近くの村を訪問。
到着した瞬間、足をがっしり掴まれ弱々しくメエ・・・となくヤギさんと、鉈を持ったマッチョなガーナ人のお兄さんたちが目に入る。
「早く早く」
とせかされいきなりヤギの解体儀式を見学。
クリスマスからお正月にかけてのお祝いの時期。
いつもはあまり食べれないお肉を食べるお宅が多い。
もちろん、自分たちで一匹丸ごと買ってきて捌くんですね。
乗り合いバスに乗っていてふっと横を見ると、足を縛られ羽をわしづかみにされた鳥さんと目が合うことが多いのもこの時期ならでは。
ちなみにヤギは喉を切って血抜きをした後、火であぶって毛を取り除きやすくして捌く。
内臓も綺麗に食べます。胃は内容物を出して綺麗に洗い、小腸はお兄さんが口に貯めた水を直接器用に流しいれ(!)洗っていました。
あれ、なかなかグロい話になってしまったでしょうか、ごめんなさい。
でもこれらの作業が流れるように行われ、なんというかすごく慣れている。
ガーナではわりとどこいっても、鳥やヤギが歩いていて、彼らは人々の生活と共にあります。
こうやってたまに命をいただくというのも、彼らの生活の一部なのだな(昔の日本だってこうやっていたんでしょうね)と思います。
そしてこれらの作業は男性の仕事。女性は横でスープを作ります。
できあがったお肉はスープの中に入りましたが、メニューはいつも通りのガーナ食でした。笑
そして家族が集まり過ごす時間、仲間に入れていただきました。
お昼頃から各地に散らばった親族が続々と集まり始めました。
こんな感じで話が弾みます。
水道のないような村のお家でも何故か一家に一台、どでかいスピーカー。
これガーナあるある。
音楽をガンガンかけてたまに踊ったりしながら、ゆったりまったり。
ガーナの人たちは木陰の使い方がうまいと思う。
村の集会なんかもこうやって、木の下で風を感じながら行われる。
一緒に村中歩き回って挨拶しました。見知らぬ外人が来たというのに、快く受け入れてくれた村の人たち。
また少しガーナのことが好きになったお正月。
さあ、2016年も頑張ろう。
Akane Kobayashi
原文元:ガーナのお正月はこんな感じ!| W.W.J.world – http://wwj.world/
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