慶應義塾大学の鎌田です。
今回私は、アフリカでソーシャルビジネスを行う日系ベンチャー企業のインターンシップに参加し、モザンビークで現地商人を相手の輸入ビジネスを行ってきました。
帰国してから時間が経ってしまったのですが、インターンシップの振り返りを投稿したいと思います!
「現地に存在する問題と、問題解決の為に必要となる考え方や知識」を学びたい!
自分がインターンシップに参加した目的は大きく2つあります。
- 開発途上国ビジネスの現場を、肌で感じながら学ぶこと
- 今までの常識が全く通用しない様な未開の地でビジネスを経験し、短期間で大きく成長すること
「現地に存在する問題と、問題解決の為に必要となる考え方や知識」を学びたい!
そんな想いのもと、インターンシップに取り組みました。
顧客と信頼関係を築くことに成功し、新規案件を獲得。
インターンシップでは、まず日本産中古品の販売営業を行いました。現地の事を一切知らない状態から、現地商人と直接コミュニケーションを取って関係性を築き、資金回収・折衝等を行いました。現地商人と会社の間を取り持ち、関係性の改善に尽力。最終的には各顧客と厚い信頼関係を築く事に成功し、新規輸入案件も獲得しました。
また、インターン先企業の営業方法に違和感を持ち、現地で収集した情報を基に新規営業戦略を提案しました。獲得した新規輸入案件が実施される際に反映される予定です。
無電化地域を対象にした新規ビジネスの為の現地調査も行いました。具体的には、無電化地域を訪問し、住民やキオスクオーナーなどにヒアリングを行い、結果を基にレポートを作成しました。更に、新規輸入案件に向けて、実際に掛かるコストを聞きに現地の貿易会社を訪問しました。
現地の情報や顧客の情報を知り、新規輸入案件の獲得に成功
まず、掲げた二つの “大きな目標” に関しては、今回は達成出来たと考えています。私は1ヶ月間1人でモザンビークに滞在し、営業を行いました。活動拠点には現地社員など、アドバイスをくれる人は誰1人としていませんでした。その様な環境下だったという事もあり、何から何まで一人で考え行動し、地道なトライアンドエラーを繰り返すしかありませんでした。
その結果、本来だったら知り得なかった、現地の情報や顧客の秘密などまで知る事が出来、帰国時には新規輸入案件を獲得する事も出来ました。
また、1ヶ月の間に結果を出す為に「ゴールから逆算し、計画的に物事を進める」という意識が自身の中で芽生え、短期間で大きく成長出来たと思います。
「帰国してしまっても、君と直接ビジネスを続けたい」
インターンシップで最も嬉しかったことは、初めは何度訪問しても嫌な顔をされていた顧客から、徐々に認められる様になり、熱い信頼関係を築けたこと。帰国時に「帰国してしまっても、君と直接ビジネスを続けたい」という言葉をもらえた時には、感動して涙が出そうでした。
逆に辛かったことは、ポルトガル語が話せない為、ふとした時に現地人とコミュニケーションが取れなかったこと。「言語の大切さ」を改めて痛感しました。
また、一緒に仕事をしていた現地通訳の若者と自分とで、生きて来た環境に圧倒的な差があったことも辛かったことの1つです。常に経済的格差と向き合わなければいけませんでした。
「オレの将来の夢は大学に行って勉強する事だ。でもお金なくて大学に行けないんだ。」という事を初日に聞いて、相当ショックを受けました。『この様な若者がいなくなる為にも、国の成長に寄与したい。』と思いました。
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