年末の風物詩でもある「JALホノルルマラソン2016」が12月11日に開催されました。今年は、日本人11,087名を含む28,675名がエントリーしました。心配された天候は、薄曇りの絶好のコンディションとなり、ランナーはクリスマスイルミネーションに彩られたダウンタウンや、10キロを過ぎたダイヤモンドヘッド付近の美しい日の出など、魅力満載のコースをそれぞれのペースで楽しみながらのレースとなりました。フルマラソン男子は、ケニア出身のローレンス・チェロノ選手が 2時間9分39秒のコースレコード初出場にして初優勝を飾りました。
フルマラソンは男女とも初参加のケニア勢が初優勝!!
フルマラソン男子は、ケニア出身28歳のローレンス・チェロノ選手がコースレコードとなる2時間9分39秒で、女子はケニア出身22歳のブリジット・コスゲイ選手が2時間31分11秒とケニア勢ランナーが制しました。男女ともホノルル初参加にして初優勝を果たしました。
男子優勝のチェロノ選手はインタビューにて「天候は悪くなかったです。ホノルルマラソンは初めてで、ペースが速いから気を付けるように言われていました。先頭集団は何人かいましたが、お互いに助け合いながら走りました。36km辺りで大きくリードし、そのまま走り切れたのでコースレコードを出すことができました。」とコメントしています。
また女子優勝のコスゲイ選手は、「ホノルルマラソンは初めてで、優勝できるとは思っていませんでした。トップ3に入れたらいいな、くらいに思っていましたが、レースも終盤に差し掛かった頃、勝てるかもしれないと思い、エネルギーが湧いてきました。自己ベストを更新することはできませんでしたが、頑張ったと思います。暑かったのが一番大変でした。次はボストンマラソンなどのレースを走ってみたいです。」と喜びのコメントを述べました。
JALホノルルマラソン2016大会結果
フルマラソン男子
1位:ローレンス・チェロノ(28歳・ケニア)2:09:39
2位:ウィルソン・チェベト(31歳・ケニア)2:10:50
3位:デリベ・ロビ(26歳・エチオピア)2:13:43
フルマラソン女子
1位:ブリジット・コスゲイ(22歳・ケニア)2:31:11
2位:リンゼイ・シャープ(26歳・イギリス)2:34:05
3位:ブズネシュ・デバ(29歳・エチオピア)2:35:34
日本勢は車椅子部門で日本人が通算10度目の優勝!
日本人男子トップは一般参加の板垣辰矢さんが、2時間19分24秒、日本人女子トップは同じく一般参加の鈴木絵里さんが2時間48分39秒が、それぞれ男女別で5位入賞を果たしました
車椅子競技部門では、男子はソシオSOEJIMA所属の副島正純さんが1時間35分35秒で、女子は八千代工業所属の土田和歌子さんが1時間50分42秒で男女とも優勝し、それぞれホノルルマラソン通算10度目の優勝となりました。