ガーナとコトージボワールの4つの相違点!
共通点だけでだらだら書いてしまいそうなので、ここで相違点へ。
1) 言語
ガーナは宗主国がイギリス、コートジはフランスだったことから、ガーナは英語、コートジはフランス語です。それ以外に地域によって現地語も使っています。面白いと思ったのは、ガーナは地方に行くと英語がほぼ通じないのに対して、コートジは田舎でもフランス語がかなり通じます。もしかしたら、地方分権的なイギリスと中央集権的なフランスのやり方が影響しているのかもしれません。
自分の仕事に関わるところで言うと、言語数が多いのでガーナのコールセンターは大変。7つ、8つという異なる言語に対応する必要があるので、採用とその後のシフトではそれを考慮し、すべての主要言語をカバーしている必要がありました。
2) 食事
これはもう完全に独断と偏見になります。外国人がよく来るような高めのレストランは別にして、地元の料理ということではコートジの方が圧倒的にうまい。ほとんど材料は同じはずなのに、焼き加減だったり、ソースの作り方だったりとにかくすべてが別次元。英国とフランスの違いなのかも。
コートジでは道端で100円払えば、焼きたてのフランスパンで卵やらハムやらソースが入ったうまいサンドイッチが食べれます。ビールもガーナが「Club」と「Star」の2種類なのに対して、コートジは道端の小さいお店でも4種類はあります。
3) 性格
これも1年半という限られた両国での生活に基づくものになりますが、ガーナ人の方が日本人に近いと思いました。言い悪いはべつにして。
例えば1年間働いてみてガーナ人は結構空気を読むなと思いました。言いにくいことは直接言わず一見遠回りな表現や行動でシグナルを出してくることが多い。なのでその空気をこっちで感じることがいい関係を築くカギ。あとはなかなか親しい関係になるのが難しいが、一旦ある線を超えると理屈なしに非常に義理深いとこも日本人に近いなと。
それに比べて、コートジの方が直接的表現してくる。いいときは「それ最高」、反対のときは「大反対だ」と。よりビジネスライク。なので理屈で物事を説明することが大事。
仕事にどう影響してくるかと言うと、短期間ではコートジの方がやりやすい。納得しないときははっきり言ってくれるし、「うん」と言ったらそのまま「うん」という意味なので。
一方でガーナは本音と建前があって短期的には苦労するけど、信頼関係さえ築ければいちいち理屈を説明しなくてもこちらを信じてバシバシ動いてくれる。こういうちょっとした違いが契約交渉だったり、タクシーの運賃交渉だったりいろんなところにも現れる。
4) 家賃
家賃の価格帯は同じくらいだけど、入居したいときの前払金が全然違う。ガーナは基本2年でどんなに短くてもせいぜい1年は払う必要がある。じゃないと貸してくれない。それに対してコートジは最長で6ヶ月(代理店に1ヶ月分手数料、3ヶ月前払金、2ヶ月のデポジット)で、多くの場合交渉次第でより短くなる。
日本人に関してはJICAや大使館や大企業のサポートつきで両国にいる人が圧倒的多数なのであまり関係のない話かもしれませんが、最低でも1年分の家賃を前払いしないといけないというのはガーナ人にとってはほんと大変。
結構長くなったので、今回はこの辺にしておきます。次回は両国にとって最大の産業であるカカオ•チョコレートに関して少し詳しく掘り下げてみたいと思います。
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こんにちは、突然ご連絡してしまい申し訳ありません。大学一年生でコートジボワールの貧困と失業率について調べているのですが、詳しいお話をメールにて聞くことは出来ますでしょうか?実際に現地に行かれている方の貴重な話を聞きたいです。お手間でなければ、メールアドレスの方にご連絡頂けませんでしょうか?よろしくお願い致します。