デリバティブ取引の世界的大手であるサクソバンクの100%子会社であるサクソバンク証券は、サクソバンクの市場分析チームが執筆したレポート「2018年大胆予測」の邦訳版を公開しました。10大テーマの1つとして「アフリカの春」の後、南アフリカが復活し、南アフリカランドが対EM通貨で30%上昇という大胆予測が発表されました。

サクソバンクが2018年の大胆予想を発表!

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​「2018年大胆予測(Outrageous Predictions for 2018)」は、実際には起こる可能性は低いものの、現実に起こった場合には、世界市場に多大な影響を及ぼす10大テーマを取り上げたものです。サクソバンクの各分野のエコノミストがさまざまなシナリオを予想し、来年の投資アイデアを練るうえで欠かせない、「想定外を予想する機会」を10年以上に渡り毎年読者に提供しています。

サクソバンクのチーフエコノミストを務めるスティーン・ヤコブセンは「2018年は、想定外を予想するという大胆予測のコンセプトを踏まえると、今までで最も良いできばえの一つになりました。コンセンサスの枠を超えて、考える機会を提供するものとなるでしょう。なお、本大胆予測は、サクソバンクの公式な市場見通しに関する見解ではなく、想定外のイベントや市場動向をまとめたものである点をご理解いただきお読みください。」と述べています。

アフリカは常にサプライズを秘めている!

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2018年の10大テーマでは、日本に関わる「日銀、統制力を失い、イールドカーブコントロール政策の放棄へ」や「アメリカでは財務省が舵を握りFRBが独立性を喪失」などが取り上げられています。

またその中の1つにマクロ分析責任者クリストフ・ダンビ氏による「アフリカ南部の春により南アフリカが復活」があります。”アフリカは常にサプライズの可能性を秘めており、2018年には南アフリカが予想を裏切る再興を主導し、その結果南アフリカとその近隣諸国は政治的にも経済的にも開花する”と述べられています。

この大胆予想、みなさんはどう考えますか?以下、抜粋ですので、サマリー本文はこちらよりご覧いただけます。

アフリカ南部の春により南アフリカが復活!?

サクソバンク2018

2010年~2011年のアラブの春における民主主義の台頭は、北アフリカと中東諸国に平和と繁栄をもたらすはずでしたが、旧リーダーが放逐されてから約6年たった現在、エジプトは混乱とインフレに陥り、チュニジアは大量の失業に直面しています。2018年は、驚くべき展開の後、民主的な変化の波がサハラ以南のアフリカの地域全体に拡大します。

2017年末にジンバブエで長期間大統領を務めたロバート・ムガベが辞任に追い込まれたことがきっかけとなり、政治リーダー達の実態とかけはなれた無力なリーダーシップにうんざりしたその他のアフリカ諸国にも政治的な変化の波が起こります。南アフリカのジェイコブ・ズマは権力の座を追われ、コンゴのジョゼフ・カビラは前例のない大規模デモの発生により国外逃亡に追い込まれます。一方、先進国および新興国における成長機会の不足に直面する国際的な実業界は、急速に自由化するこの地域に大量の投資資金を投下します。

アフリカがその巨大な潜在性を実現し始めるにつれて、良好なガバナンスと社会的な進歩が合言葉になります。南アフリカ・ジンバブエ・コンゴの3カ国では、プラスの経済効果がもたらされるまでに、そう長くはかからないでしょう。

ジンバブエは急速にハイパーインフレを脱却し、再びアフリカの穀倉地帯となるでしょう。2018年のコンゴ共和国への海外直接投資は、特に同国のコバルト埋蔵量を主因として、過去最高の100億ドルに達するでしょう。しかしながら、主な勝者は南アフリカで、南アフリカランドはEM通貨の中で人気となり、G3通貨に対して30%上昇するでしょう。結果、南アフリカと周辺のサテライト諸国に世界最高水準の経済成長率をもたらされるでしょう。(「サクソバンク 2018年大胆予測」より)


記事提供元:サクソバンク、「2018年大胆予測」を発表|PR TIMES

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